▼第15試合 GLADIATORフライ級 5分3R
〇久保健太(GSB多治見)57.0kg
[判定3-0] ※29-28×3
×井口翔太(修斗GYM神戸)57.1kg
“激闘男”久保は、2023年12月大会でチェ・ドンフンに壮絶なKO負けを喫したものの、3Rに見せた反撃は見る者に感動を与えた。2024年3月には「GLADIATORフライ級トーナメント準々決勝」でオトコンバートル・ボルドバートルと対戦も2R、ギロチンチョークで一本負け。2024年10月の『Breakthrough Combat』ではチョ・ジュンゴンに判定負けで3連敗と勝ち星には恵まれていない。
対する井口は、3勝4敗4分と粘り強いファイター。2023年6月に加マーク納に判定勝ち後、2024年9月の前戦TORAOで堀川 55 滉介とドロー。
1R、ともにオーソドックス構えから。スイッチを見せる久保に、井口は右ローも空振り。左ミドルで牽制の久保。ガード低く前後の出入りの井口のワンツースリーに、足をもつらせ尻餅の久保。
右カーフを当てる井口。久保の右をかわして右のショートを突く。組んだ久保は四つから小外刈でテイクダウン。井口はクローズドガードからかんぬき。腕を抜いた久保だが井口は下から首を抱えてゴング。
2R、左フックの井口、久保は前蹴りから左右も井口も左に回る。右スーパーマンパンチの久保。井口は左ジャブ。圧力をかける久保に、右が交錯。井口も左右連打で押し戻すが、すぐに前に出る久保は右ロー。
組んだ久保は右で差して細かいヒザも離れる井口は白湯うも、右を当てた久保が左右ラッシュ。足をもつらせた井口を追い、左で差して押し込むと右小外がけテイクダウン! ハーフのままゴング。久保のラウンドに。
3R、ワンツーから細かい連打の井口。ガードの久保は右カーフ。さらに右で差して押し込み。久保は左小手で離れる。4連打の井口。しっかりガードの久保はボディ打ち。頭を下げての右。右前蹴りも。
ダブルレッグを見せる井口。切る久保は右ストレートを当てて前に。井口の連打に、連打で押し戻して右! 井口も右を返すと久保はジャブのダブル、左右から左アッパー、右を振る井口。左ジャブで額を上げさせる久保は右ヒジ! ゴングに井口は大の字に。久保は先に立ち上がり、咆哮。
判定3-0(29-28×3)で久保が勝利。「ここ最近、海外選手と戦ってきて、久しぶりに日本の選手と戦って勝てて良かったです。この後、普段から練習している今井選手、戦ったオトゴンバートル選手、2人とも知っていて強いです。この後も楽しみに見て行ってください」と語った。