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2025年1月12日(日)の『GLADIATOR 029』(大阪・176BOX)で「GLADIATOR暫定バンタム級王座決定戦」を吉田開威(空手道 剛柔流 朋武館)と戦う予定だった南友之輔(BRAVE GYM)がヒザの内側側副靭帯損傷で全治2カ月となり、欠場。代わってモンゴルのシンバートル・バットエルデネが吉田と暫定バンタム級のベルトを賭けて戦うことになった。
▼GLADIATORバンタム級暫定王者決定戦 5分3R
吉田開威(空手道剛柔流朋武館)6勝0敗
シンバートル・バットエルデネ(Shandas MMA Fitness Center/モンゴル)3勝0敗
無念の欠場となった南は主催者を通じて、「怪我で欠場することになってしまいました。GLADIATOR関係者、対戦相手の吉田選手、本当に申し訳ありません。そして、いつも応援・サポートしてくれている皆様、申し訳ありません。無念で悔しいですが、早く治るように努めます。必ず強くなって帰ってきます」とコメント。
南の欠場を受けて、ベルトを賭けて戦う資格・資質のある選手に打診を行ったところ、負傷やビザの取得期間が十分でないこともあり、タイトル戦の実戦は困難な状況となっていたが、今大会に来日が決定しており、ビザも申請中のシンバートルに代替出場を要請したところ、「万全の状態で試合に臨むことができる」と、対戦相手の変更と王座決定戦出場を即了解。
同時にシンバートルと対戦予定だった竹本啓哉も大会の成功を優先し、自らの対戦相手のタイトル戦出場を了承。さらに吉田もシンバートルとのタイトル戦を受け入れ、今回の吉田開威vs.シンバートル・バットエルデネの「GLADIATORバンタム級暫定王者決定戦」が決まった。
シンバートルは、2024年5月にモンゴルで元GLADIATORバンタム級王者テムーレン・アルギルマーに判定勝ち。10月に「Breakthrough Combat」で吉野光を、また破っている強豪で、その組み力の強さは目を見張るものがある。
MMAストライカーの吉田は2024年10月の前戦で上田祐起をスピニングバックエルボーにより2R TKOに下し、MMA6連勝中だが、過去、これほどの組みのプレッシャーを受けたことはなく、シンバートルも吉田選手の絶妙の間合いと破壊力ある打撃のプレッシャーは未経験と言える。それだけに未知の領域に挑む両選手の現状の力と、将来性が見えるタイトル戦になることが期待される。
暫定バンタム級王座戦に向け、吉田は、「(前回のコメントで減量のことだけ気にして、ケガに気を付けてと言わなかったばかりに)南選手がケガをしてしまい、惜しくも対戦相手が変更されました。ただ僕がやることは変わりません。KOしますので、どのような倒し方をするのか楽しみにしていてください。PS.シンバートルへ。ケガには気を付けてください。あと、パスポートを忘れないように!」とコメント。
シンバートルは、「GLADIATORのバンタム級のベルトを懸けて戦うことになりました。この機会を与えてくださった関係者の皆様に感謝いたします。トレーニングは順調に進み、万全の状態で試合に臨むことができます。対戦相手にも敬意を払いつつ、自分の力を最大限に発揮したいと考えています。1月12日、会場で皆様にお会いできることを楽しみにしております」との意気込みを主催者に寄せている。