MMA
レポート

【雷神番外地】対抗戦は朝倉未来軍が4勝3敗で平本蓮軍に勝利、安保が16.6kg差のカリミアンの反則暴走にも負けず判定勝ち、宇佐美パトリックがBD細川を悶絶KO、篠塚が野田にKO圧勝してヒロヤを挑発、朝久がYURAとダウン応酬の末に勝利もぎ取る、MMAで冨澤が三浦を113秒KO、安井が黒薔薇くんに判定勝ちで4戦無敗に、赤田がダウン奪うも五明が有効打と組み際打撃でスプリット判定勝ち

2024/12/31 12:12

▼第6試合 RIZINオープンフィンガーグローブキックボクシングルール 77.0kg 3分3R
×細川一颯(フリー)75.40kg
[2R 2分59秒 KO]※3ノックダウン
〇宇佐美正パトリック(Battle-Box)76.90kg

 パトリックは極真空手、ボクシングを経て2021年9月の修斗でプロデビュー。2022年10月からRIZINに参戦し、佐々木信治にTKO勝利、ベイノアに失神KO勝ち。2023年4月、キム・ギョンピョに1R一本負け。9月にはキックボクシングルールで元K-1王者の安保瑠輝也から二度ダウンを奪われ判定負け。2024年6月には徳留一樹を1R右フックで沈め連敗脱出するも、9月には矢地祐介に完封された。12月のDEEPで元修斗ライト級王者西川大和に判定2-3で敗れ2連敗中。

 細川は6歳から11歳まで極真空手を習い、全日本優勝。サッカーで特待生として高校進学をするも中退。2022年よりMMAを始め、2023年に全国の喧嘩自慢100人のトーナメント企画に出場、その頂点に立ちBreakingDown(以下BD)1,000万円の1年契約を結ぶ。2023年11月、9連勝で迎えたBDで才賀紀左衛門にKO勝利。2024年12月のBDフェザー級トーナメントではYURAに判定負けで初黒星を喫した。

 1R、パトリックが右カーフで先制、細川も右ローを返す。じりじりと近付くパトリックが左右フックで細川にロープを背負わせるが、細川も右フックを一発返す。細川は胴廻し回転蹴りを繰り出すが空振り。回り込んでいく細川にじりじりと近寄るパトリック。

 細川の飛びヒザにはパトリックが左フックを合わせる。細川は右のジャンプしてのハイキックを放つがパトリックはブロック。パトリックは前蹴りから左フック、パトリックの右ミドルには細川が右フックを合わせに行く。

 2Rもじりじりと前に出るパトリック。細川は左三日月を蹴る。リングを大きく回り込む細川は左右に動いてロー、左ハイも放つ。ニヤリと笑うパトリック。左右ミドルを蹴る細川にパトリックは右フック。ロープを背負う細川にパトリックが飛び込んでの右ボディを打ち込むと、細川はロープに座るようにダウン。

 再開すると前へ出るパトリックが首相撲からのヒザ蹴り。細川は蹴りを出して右へ大きく回り込んでいくが、パトリックが強烈な左ボディからヒザ、左右連打。さらにコーナーへ詰めると左右ボディの連打。細川は悶絶してダウンし、パトリックのKO勝ちとなった。

 これで対抗戦は3勝3敗となり、勝敗は大将戦に持ち込まれた。

 パトリックはマイクを持つと「対抗戦に選ばれてしっかり倒して、自分をアピールするというか勝って当たり前の試合やと思ったけれど、これだけ時間かかってまだまだだなと思ったし、これからまた頑張るので応援よろしくお願いします」と、満足していないと語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント