オープンフィンガーグローブキックで細川一颯vs宇佐美正パトリック
▼RIZINオープンフィンガーグローブキックボクシングルール 77.0kg契約 3分3R
細川一颯(チーム朝倉未来)
宇佐美正パトリック(チーム平本蓮)
パトリック「細川さんと試合決まったけれどしっかり格の違いを見せる」
細川「まずはこのような大舞台に立たせていただき感謝しています。パトリック選手は僕からすれば格上で比べ物にならないくらい差があるんですけれど、この舞台で挑戦させてください。パトリック選手の胸を借りるつもりでいますけれど、やる分には勝ちに行くし負ける気なんてさらさらないので、当日は僕が勝つので楽しみにしていてください」

細川はかなり不利と思われる試合をなぜ受けたのかと聞かれると「この舞台に立ちたかったから相手は誰でもいいと思って」と答え、勝算はあるのかとの質問には「勝算はあると思います。作戦とか練って向かっている途中なので勝てると思います」とした。

これにパトリックは「ナメすぎているなってだけですね。別になんとも思わんし。顔を見てもかわいらしいなって感じで。俺はやることやるだけかなと。当日ぶち上げるのでよろしく」と余裕の表情で答えた。
◆宇佐美正パトリック(Battle-Box)
2000年5月8日生まれ
身長:180cm、リーチ:180cm (71inc)、体重:71.0kg
5歳から始めた極真空手で数々のタイトル獲得後、ボクシングに転向。中学でU15全日本大会2連覇、高校では国体、IH、全国選抜それぞれ2度優勝、高校6冠達成。LDH主催の『FIGHTER BATTLE AUDITION』への応募を機にMMA転向。21年9月の修斗でデビューすると強烈な左フックを武器に3連勝を飾る。22年4月のPOUNDSTORMでは大尊伸光にテイクダウンを許し判定負けでMMA初黒星を喫した。減量失敗でROAD TO UFCの機会を逃すと、RIZIN初参戦にして再起戦の22年10月、ベテランの佐々木信治に右ストレートをヒットさせTKO勝利。大晦日には同じ極真空手出身のベイノアを1R早々に左フックで失神KO。その爆発力ある打撃を武器に快進撃かと思われた矢先、23年4月、キム・ギョンピョに1R一本負け。9月にはキックボクシングルールで元K-1王者の安保瑠輝也から二度ダウンを奪われ判定負け。24年6月には徳留一樹を1R右フックで沈め連敗脱出するも、9月には矢地祐介に完封される。12月のDEEPで元修斗ライト級王者西川大和に判定2-3で敗れ2連敗に。
特殊なルールセットで臨む今回、喧嘩自慢の細川を打撃のテクニックで凌駕しプロの実力を見せつけるとともに、完全決着による白星で再起の年を迎えたい。
◆細川一颯(いっさ・フリー)
2000年4月7日生まれ
身長:181cm、体重:77.0kg
友達に誘われ6歳から11歳まで極真空手を習い、全日本優勝の実績を残す。サッカーで特待生として高校進学をするも中退。建設現場で5年間従事したのち環境を変えるべく萩原工業に応募。その社長でありTHE OUTSIDERに出場していた萩原裕介に勧められ22年よりMMAを始める。23年、全国の喧嘩自慢100人のトーナメント企画に出場、その頂点に立ちBreakingDown(以下BD)1,000万円の1年契約を結ぶ。23年11月、9連勝で迎えたBDでプロ格闘家軍団の才賀紀左衛門にKO勝利。24年2月、地下格闘技レジェンドとの対抗戦ではNumber1ライト級王者大島渓太郎との打撃戦を制し5-0判定勝利を収めた。9月の日米対抗戦ではウエルター級73kg契約MMAルールで紫帯柔術家のサムライにテイクダウンを許すも打撃で上回り判定勝利。12月のBDフェザー級トーナメントでは対戦予定の外国人選手が入国できず優勝候補のYURAと急遽1回戦で対戦。打ち合いの末、判定負けで初黒星を喫した。RIZINの初舞台でプロデビュー戦となる今回、BDを体現するファイターとして、輝かしい戦績を持つパトリック相手に、ジャイアント・キリングを果たせるか。




