MMA
レポート

【雷神番外地】対抗戦は朝倉未来軍が4勝3敗で平本蓮軍に勝利、安保が16.6kg差のカリミアンの反則暴走にも負けず判定勝ち、宇佐美パトリックがBD細川を悶絶KO、篠塚が野田にKO圧勝してヒロヤを挑発、朝久がYURAとダウン応酬の末に勝利もぎ取る、MMAで冨澤が三浦を113秒KO、安井が黒薔薇くんに判定勝ちで4戦無敗に、赤田がダウン奪うも五明が有効打と組み際打撃でスプリット判定勝ち

2024/12/31 12:12

▼第5試合 RIZINオープンフィンガーグローブキックボクシングルール 58.0kg 3分3R
×野田 蒼(月心会チーム侍)58.0kg
[1R 1分23秒 KO]

〇篠塚辰樹(MASTER BRIDGE / 剛毅會)57.95kg

 篠塚はボクシングを中学2年から始め、高校2年まで31戦24勝7敗。関東大会優勝、全国大会5位の成績を残す。高校中退後は名門ワタナベジムに入門し、プロ戦績は3勝(2KO)1敗。キックボクシング転向後、2023年10月にKrushフェザー級王座を奪取した。その年の大晦日にRIZIN初参戦を果たすと、BreakingDownの冨澤大智から大差判定勝利。2024年4月にはベアナックルルールに初挑戦、BKFCからの刺客マルティネスを右ストレートでKOした。

 野田はアマチュアキックボクシングで12冠達成。2020年にK-1甲子園-55kgで優勝し、2019年8月よりK-1参戦。2022年7月、Krushバンタム級王座に挑戦も池田幸司に2R TKO負け。2024年3月にRIZINでTKO負け、6月のRISEでもKO負けと3連敗を喫したが、9月に初参戦のBreakingDownでナオキに判定勝利。10月は大野篤貴に判定1-2で惜敗。12月にはフェザー級キックトーナメントのリザーブファイトで体重差5.2kgのパトリック・コーネットに連打を浴びせ判定5-0勝利を挙げた。

 両者リング中央に行くと、野田はヤンキー座り、篠塚は正座する。

 1R、野田は右カーフを蹴り、圧をかけてくる篠塚に下がっていくと左フックもらってグラつく。もう一度篠塚が左フックを打つと右ストレートをフォローしてダウンを奪う。

 篠塚は飛びヒザ蹴り。前へ出る篠塚は笑みを浮かべ、野田は左ローを蹴る。ジャブで前に出る篠塚が野田のヒザ蹴りに右フックを合わせ、野田は左右フックで前へ出てくると右カーフ、そこへ篠塚がジャブを合わせて2度目のダウンを奪う。立ち上がった野田に最後は篠塚が左フックを見舞い、篠塚の完勝となった。

 マイクを持った篠塚は「野田くん弱かったから面白くなかったけれどさっきの赤田の試合、勝ってたよね? そういうこと。来年、俺はMMAやるから。来年ヒロヤやろうね。よろしく。やるんだろ、お前」とマイクアピール。

 観客席にいたヒロヤが怒りの表情でリングに上がり、篠塚と額と額を押し付け合ってのフェイスオフ。ヒロヤは「やったるわ。お前が逃げんなよ」と言えば、篠塚は「打撃もロクに出来ないくせにへなちょこが」と挑発した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント