▼第3試合 RIZINキックボクシングルール 66.0kg 3分3R
×YURA(ダイヤタイガージム)65.95kg
[判定0-3]※25-28×3
〇朝久泰央(朝久道場)65.80kg
レフェリー:豊永 稔
ジャッジ: 内田龍介 25-28 (1R 8-8/ 2R 9-10/ 3R 8-10)
石川喬也 25-28 (1R 8-8/ 2R 9-10/ 3R 8-10)
長瀬達郎 25-28 (1R 8-8/ 2R 9-10/ 3R 8-10)
朝久は2021年7月にゴンナパーを延長Rで破り、第5代K-1ライト級王座に就いた。2022年2月、王者としての第一戦で与座に敗れ、怪我で長期欠場に。2023年3月、与座の挑戦を受けての初防衛戦に臨んだが、判定で敗れ王座を失った。拳の粉砕骨折から2024年10月に復帰し、龍華に判定勝ち。平本蓮の呼びかけに名乗りを上げてBLACK ROSE軍入りを志願した。無尽蔵のスタミナから繰り出す攻撃と変幻自在のファイトスタイルで戦績は18勝(4KO)9敗。
YURAはK-1甲子園準優勝、第4代IKCウェルター級王座、初代ジャパンカップ同級王座、突破70㎏以下級王座、RKSウェルター級王座を獲得。「一番手っ取り早く有名になるため」の手段としてBreakingDown出場を選び、2023年5月から出場。2024年2月には西谷大成にもKO勝ちしている。2023年12月の『RISE WEST』に出場し、ねぎ魔神とダウン応酬の末に判定勝ちしてRISEミドル級15位にランキング入り。2024年5月のBreakingDownライト級トーナメント準決勝で山本隆寛に敗れたが、10月のFIGHT CLUBでは木村”ケルベロス”颯太をKO撃破。12月、BDフェザー級トーナメントを制して初代王座に就いた。プロ戦績は14勝(6KO)無敗。RISEスーパーライト級7位。
1R、66kg契約戦。体格的にアドバンテージを持つYURA。左へ回り込もうとするYURAよりも先に右へ動いて左右ローを蹴っていく朝久。ステップを踏んで左右ロー、YURAも右カーフを返す。YURAは狙って右ストレート、左フック。朝久が飛び込んでの右フックをヒットさせてスタンディングダウンを奪う。
前蹴りで襲い掛かる朝久。右カーフから前蹴り、YURAも右ストレートで反撃。その右ストレートを朝久の左フックに被せるように打ち込んで朝久に膝をつかせてダウンを奪い返す。朝久が右フックを入れるとYURAが左フックを返す。朝久のパンチをブロックしてのパンチを狙うYURA。朝久は再びローで勝負するが、YURAはそこへ右ストレートを合わせる。
2R、ローの蹴り合いから互いにパンチに狙う。朝久は後ろ蹴りから左右フック、YURAも右フック。YURAは左右の前蹴りから右カーフ、朝久は構えをスイッチしながら前へ出ていき、強烈な右ロー。そこからボディを攻める。YURAは一気に前へ出て右ストレートを放つが、朝久は打ち合わずステップで距離をとる。
YURAが前へ出るところに朝久がワンツーをカウンターで打ち込み、パンチをまとめる。YURAも受けに回らず攻めの姿勢。YURAは左へ動きながらの左フックをヒットさせ、朝久は鼻から出血。前に出るYURAだが朝久がワンツー、顔面前蹴りをヒットさせてこのラウンドを優勢に終えた。
3R、右を同時に放つ両者。YURAのジャブに朝久は右を合わせに行き、すぐに右ロー。YURAは自身のフィニッシュブローである右を強打していくが、朝久は打ち合わずインローを蹴ってからの左右フック。飛び込んでのジャブに朝久はインロー。YURAの右フックをもらう朝久だが前に出ていき、組み付いてYURAを倒す。
YURAはあくまでも右ストレート、朝久はハイキックを見せてからのバックハンドブロー。朝久がボディをヒットさせればYURAも右ストレートを当てる。それでも前に出る朝久が右ボディストレート、YURAの右ストレートにカウンターの三日月蹴りを突き刺して2度目のダウンを奪う。ラッシュをかける朝久は左ハイ、1回転しての左ミドル。
ジャッジ3名とも28-25で朝久がYURAにプロ初黒星を付け、BLACK ROSE軍に初勝利をもたらした。
朝久はマイクを持つと「俺がRIZINに上がることでいろいろ言われましたが、楽しんでもらえましたか? ハッキリ言って一番強いヤツは俺がやったので、残りの三浦選手、篠塚選手、カリミアンもやってくれると思うので応援お願いします。K-1からRIZINに上がるのはK-1を誇りに思っている気持ちがあるし、K-1から乗り込んで来た身として世界中に病気で苦しんでいる人がいると思うので、ファイトマネーを全額寄付します。K-1最強を証明していくので朝久泰央とK-1の応援をお願いします。K-1最高!」と語った。