▼第4試合 アトム級(-46kg) 3分3R延長1R
〇平岡 琴(TRY HARD GYM/同級2位)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×奥村琉奈(OISHI GYM/同級5位)
※本戦の判定は29-30、29-28、29-29。
平岡は極真会館の『全日本女子ウェイト制空手道選手権』軽量級優勝の実績を持ち、多彩な蹴り技が持ち味の選手。2020年2月には3連勝でRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑み、ダウンの応酬の末に判定で敗れた。2022年12月にはRISE女子初のOFGマッチに臨んだが、小林愛理奈に判定負け。その後は菊地美乃里、小林穂夏に連勝し、2024年3月のK-1でぱんちゃん璃奈と対戦も惜敗。歯に衣着せぬ発言で話題を呼ぶ“怖いお姉さん”。戦績は14勝(3KO)9敗1分。
奥村は愛知の名門ジムであるOISHI GYMの新鋭で、登島優音に勝利も風羽、紗依茄、坂本梨香に敗れる。2024年2月にNJKF期待のホープであるRIANAに勝つと、5月の菊地美乃里戦でも勝利。そして8月のRISEで百花を破る下剋上を果たした。今回は平岡を相手に下剋上を狙う。6勝3敗。
1R、両者序盤からきびきびとした動きでパンチと蹴りのコンビネーションを回転させていく。至近距離で一発で終わらずコンビネーションを打って行く。奥村は左ボディからの右フックを狙うが、平岡はその左ボディに右フックを合わせる。
2R、両者至近距離でかなり多くの技を出す消耗戦に。奥村の左ボディに平岡も左ボディで応戦し、両者ともワンキャッチのヒザ蹴りからのパンチを上手く使う。両者譲らずの接戦が続く。
3R、平岡が勝負をかけてパンチで前へ出るが、奥村のヒザが突き刺さり一瞬動きが止まる。それでも平岡は至近距離で攻撃を出し、奥村も左ボディ&ヒザを中心に手数を出す。
本戦の判定は三者三様のドロー。延長戦へ突入する。序盤は平岡がヒザとボディで優勢に見えたが、後半は奥村がパンチのヒットで逆襲。平岡もヒザで対抗する。判定は3-0で平岡が勝利をもぎ取った。