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【UFC】ヤンがフィゲイレードとの5R激闘制す「メラブ、次にやろうじゃないか」、シャオナンがリッチの組みを完封、サリコフがまたもバックスピンキックKO、ワン・ツォンが失神負け、フライ級ヘルナンデスがニャムジャルガルに初黒星つける、カヴァナが無敗対決制す、『RTU』はスヨン、ドンフン、ミンが優勝

2024/11/23 16:11

▼『ROAD TO UFC 3』フライ級トーナメント決勝 5分3R
×キルー・シング・サホタ(英国)12勝3敗(UFC0勝1敗)BMFライト級王者 126lbs/57.15kg
[1R 2分36秒 KO]

〇チェ・ドンフン(韓国)9勝0敗(UFC1勝0敗)125.5lbs/56.93kg
※ドンフンがフライ級優勝。UFCと契約

『ROAD TO UFC』シーズン3フライ級決勝戦。

 サホタはイギリス生まれイギリス育ちだが、パンジャブ人ファイターとして『ROAD TO UFC』に出場した。アマチュアのIMMAFで長くキャリアを積み、『ROAD TO UFC』出場前のプロ戦績はすべてヨーロッパでの試合で9勝2敗。シク教徒で、シク教の寺院で開催していたMMAクラスに参加したことがきっかけで格闘技を始める。

『ROAD TO UFC』初戦は中国のイン・シュアイに9度もテイクダウンを奪われるも、すぐにリカバリーする展開でスプリット判定勝ち。準決勝は初戦が松井斗輝の体重オーバーで不戦勝だったフィリピンのルエル・パニャレスとの対戦で、タックルを切って打撃を入れる展開で判定勝ち。29歳。

 韓国のドンフンは昨年日本のGLADIATORに参戦し3RKO勝ち。今年2月にはGLADIATORのフライ級トーナメントに出場し、一回戦で和田教良に三日月蹴りを効かせてダウンを奪うとパウンド連打でKO勝ちした(Road To UFC出場が決まったため、トーナメントは辞退している)。

『ROAD TO UFC』初戦は昨年の『ROAD TO UFC』決勝で鶴屋怜と対戦したニウシュイエとの対戦で、打撃で互角の展開となりスプリット判定勝ち。2戦目はインドのアンガド・ビシュトとの対戦で、攻め込まれる場面も多かったが、2R・3Rにダウンを奪ったのが大きく、またもスプリット判定勝ちで決勝進出を決めた。25歳。

 1R、両者オーソドックス。お互いスイッチを見せる。手足が長いサホタが蹴りで牽制。ドンフンも距離を取り様子見しているが、サホタがプレッシャーを掛けてきた。ローキック。踏み込んだドンフンの右フックがヒット。詰めて首相撲を狙ったが離れた。ドンフンがフルスイングのパンチを打ち込んでいく。右フックがヒット。さらにもう一発右フック!アゴにもらって頭から崩れ落ちるサホタ!KO!

 1R2分36秒、KOでドンフンがRoad to UFCシーズン3フライ級優勝。

 勝ったドンフンは試合後のインタビューで「夢なのかと思った。びっくりしている。どのラウンドになるかはわからなかったが、最初からKOを狙っていた」とコメントした。

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