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【UFC】ヤンがフィゲイレードとの5R激闘制す「メラブ、次にやろうじゃないか」、シャオナンがリッチの組みを完封、サリコフがまたもバックスピンキックKO、ワン・ツォンが失神負け、フライ級ヘルナンデスがニャムジャルガルに初黒星つける、カヴァナが無敗対決制す、『RTU』はスヨン、ドンフン、ミンが優勝

2024/11/23 16:11

▼ウェルター級 5分3R
×ソン・ケナン(中国)22勝9敗(UFC6勝5敗)171lbs/77.56kg
[1R 3分49秒 KO] ※右後ろ廻し蹴り

〇ムスリム・サリコフ(ロシア)21勝5敗(UFC8勝4敗)170.5lbs/77.34kg

 ウェルター級。

 中国のケナンは重い打撃と、ディフェンス能力はあまり高くないが、打たれても引かない頑丈さが武器。UFC6勝4敗と、アジア勢にとっては重い階級で勝ち越している。前回のリッキー・グレン戦は、もともとフェザー級のグレンがウェルターに上げた初戦で、フィジカル差を活かした攻めで圧勝した。34歳。

 ロシアのサリコフは散打で5度世界一になっていることもあり、キング・オブ・カンフーのニックネームを持つ。MMAでもKO勝ちの多いストライカーで、サイドキック、バックスピンキックを多用する典型的な散打ファイター。一時5連勝でランキング入りしていたこともあったが、その後は2勝3敗と負け越して、現在はノーランカー。ウェルター級では4番目に年長の40歳。

 1R、両者オーソドックス。カーフの蹴り合い。飛び込んだケナンにワンツーを合わせたサリコフ。バックスピンキックをボディに入れた。飛び込みながら左フックを打ち込む。ケナンもバックスピンキックを出した。ワンツーで出たケナン。顔面にヒットしケージまで下がったサリコフにタックル。受け止めたサリコフ。押し込みながらヒザを出したケナンだがローブローに。

 再開。地元の大歓声に押されながら出ていくケナン。左ハイをキャッチして倒したサリコフだが、グラウンドには行かず立たせる。サリコフのバックスピンキックが顔面にヒットしケナンダウン! 1R3分49秒、サリコフがKO勝ち。

 ケージの中でサリコフは「バックスピンキックは一番のお気に入りの蹴り。40歳? まだ始まったばかりだよ。UFC、もっと試合のチャンスをくれ」と語った。

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