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【RISE】熱闘5R!安本晴翔が門口佳佑を破り悲願の王座奪取、小林愛理奈が判定勝ちでテッサとの対戦アピール、憂也がペティとの挑戦者決定戦をアピール、モトヤスックが“幻のダウン”奪うも延長戦でサモ・ペティに惜敗、さようならAKARI――引退セレモニー

2024/10/20 17:10

▼第8試合 ウェルター級(-67.5kg)3分3R延長1R
〇實方拓海(TSK japan/同級1位)
KO 3R 2分55秒 ※左フック
×石川泰市(Ten Clover Gym/同級5位)


 實方は日本タイトルを4冠持つベルトコレクターで、ヒジ有りでの実績は折り紙付き。RISEでは2020年11月の次期挑戦者決定戦でタップロンをダウンさせて判定勝ちし、2021年1月にはRISEスーパーライト級王者・山田洸誓に挑戦したが、判定で敗れた。2023年3月にはRISEのメンバーとしてK-1との対抗戦に出陣し、寧仁太・アリに判定で敗れたが、6月には『KROSS×OVER 』に出場して森本一陽に初回KO勝ち。7月のRISEで稲井良弥に延長戦の末に惜敗したが、その後は4連勝中。9月8日にペトル・モラリから勝利したばかりで、早くも次の試合に臨む。戦績は26勝(5KO)10敗2分。


 石川は「Stand Up King of Rookie 2022」-67.5kg級優勝で、2023年5月からRISEに参戦。都木航佑、中島将志に連勝したが稲井良弥にKO負け。2024年4月に『静岡KICK』でウェズリー・ペレイラに判定勝ち。5月にはねぎ魔神に延長戦で勝利した戦績は7勝(2KO)2敗1分1無効試合。


 1R、サウスポーの實方は右カーフと左ミドル、實方がジャブを打つと石川は全身で打つような右ストレート。接近すると實方は鋭い左ヒザ、離れると左の三日月。


 2R、石川が右ミドルから右ストレート、實方も左ミドルからの左ストレートを返す。強い右の一発を狙っていく石川に、實方は左の三日月、近付いてくるとヒザ、右カーフ。ついに石川の右ストレートが實方を捉え、大きくのけ反る。實方はその右を空振りさせての左ストレートをリターン。パンチをダッキングさせておいてヒザを顔面に突き上げる。


 3R、石川は右ミドルから左前蹴りを荒々しく蹴り、左右のパンチを振り回す。實方はそれをかわしての左ストレート、右のジャブ。石川のワンツーにすぐ實方がワンツーを返し、ヒザを突き刺す。實方が左ストレート2連打でダウンを奪い、立ち上がった石川は左右のパンcf比を振り回すが實方が左ハイ。ワンキャッチのヒザ、左ストレートと追い込んでいく實方は、打ち合いの中で右フックをヒットさせてダウンを追加。倒れ方を見てレフェリーがストップした。



 實方はセコンドの城戸康裕と抱き合って勝利を喜んだ。

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