▼第4試合 KNOCK OUT-BLACK ウェルター級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
×漁鬼(SHINE沖縄/TENKAICHIウェルター級王者)
判定0-3 ※28-30×2、29-28
〇中島 玲(フリー)
※中島が決勝へ進出。
漁鬼は沖縄のアグレッシブファイターで、TENKAICHIウェルター級王者、BEAST同級王者。2022年7月にKNOCK OUTに初参戦すると中島弘貴を破り、2024年2月には渡部太基にも勝利。6月のエミール・アラゾフ戦では判定負けした。戦績は7勝(2KO)5敗1分。
中島は2019年にボクシングでプロデビュー。2020年10月にプロ4戦目にして前OPBF東洋太平洋ミドル級王者・細川チャーリー忍を判定に破る大金星をあげて注目を浴びる。2023年4月には日本スーパーウェルター級暫定王者決定戦でTKO勝ち。2024年1月9日にボクシングで最後の試合を行い、6勝(1KO)2敗の戦績を残してキックボクシングに転向した。3月20日の『K-1 WORLD MAX』でヴィクトル・アキモフにKO負けも、6月のKNOCK OUT初参戦でKNOCK OUT-REDスーパーライト級王者・バズーカ巧樹をTKOに破った。
1R、漁鬼のミドルに左ボディ、左フックを返す中島。左ボディから左フックのダブルにはどよめきが起こる。しかし漁鬼もパンチで打たれっぱなしにはならず、一発を強く打つ中島に2連打、3連打を返す。
2R、右ローを狙い撃ちする漁鬼は中島が左フックを放ってきたところに右の打ち下ろしを合わせてダウンを奪う。中島は左ボディを強打していき、漁鬼の身体を丸めさせていくと左フックで漁鬼をグラつかせ、右フックでダウンを奪い返す。場内は声援で大爆発。
3Rも強打をボディと顔面へ放っていく中島。漁鬼もところどころで打ち合い、ハイやミドルを蹴る。声を上げながら右フック、左ボディを強打する中島。そのたびに大歓声があがる。漁鬼も負けじと打ち合い、蹴りを出すが中島の強打のインパクトがとてつもなく強い。