▼第8試合 スーパーファイト KNOCK OUT- BLACK-55.5kg契約 3分3R延長1R
〇古木誠也(G1 TEAM TAKAGI/KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者)
判定3-0 ※30-27×2、29-28
×國本真義(MEIBUKAI/HOOST CUP日本バンタム級王者)
古木はフルコンタクト空手で多数の優勝・入賞歴があり、持ち前の破壊力で2022年12月に工藤“red”玲央を初回KOしてKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座に就いた。2023年8月、小倉尚也を初回KOで破り王座初防衛に成功。12月に壱・センチャイジムに敗れたが、2024年4月にK-1グループの内田昌に判定勝ち、6月に福田拓海を初回でKO、8月にサンティアゴ・ペルシバルをKOと3連勝を飾り、戦績を10勝(8KO)3敗とした。
國本は26勝(8KO)25敗5分の戦績を持つベテランの國本真義(MEIBUKAI)。アクセル、ホーストカップ、シュートボクシング、REBELS、BOM、RIZINなど様々な団体に出場し、2020年12月にWMCインターコンチネンタルバンタム級王者になった。2024年5月、JOHSEIに判定勝ちでHOOSTCUP日本バンタム級王座に就いて2冠王となっている。
1R、國本はジャブと右ミドル、古木が詰めてくると左インローを蹴る。右の強い前蹴りで前に出た古木は左フックを空振り、すかさず國本が左ミドルを蹴る。左フックが一発入ると嵐のような左右フックの連打を見舞う古木。國本をコーナーへ釘付けにし、左フックを2発クリーンヒットさせたが國本は脱出。
頭を左右に振って前へ出る古木は、今度は顔面ではなく左右ボディを連打、さらに右ロー。しかしタフな國本は左フックを打ち返す。コーナーに詰まって古木の攻撃を受けながらもローや左フックを返す國本。古木の左ボディと左フックにも倒れずに立ち続けた。
2Rも左フック、左ボディを強打する古木だが國本はジャブ、ローを返してくる。ワンツーをもらって古木は前へ出て左ボディを狙い打ち、さらに右フック。タフな國本は全くダメージを見せずにジャブ&ロー。コーナーへ詰めての古木の左右ヒザ蹴りにも受けて右カーフを蹴り返す國本。まるで皇治のような打たれ強さを発揮する。
3R、左右ボディで國本をロープに釘付けにする古木に國本はワンツーを返す。古木のパンチの音に場内からはどよめきが起こるが、國本は平然とパンチ、カーフを打ち返す。古木の左ボディに國本は左フック。しかし、古木の左フックがアゴを打ち抜き、國本の腰が落ちる。一気にラッシュする古木だがそれでも國本は倒れるガードを固めて耐える。
最後まで倒そうと攻めていった古木だが、國本はフラフラになっても耐え、試合終了のゴング。國本のガッツに大きな拍手が沸き起こった。判定は当然3-0で古木の勝利となった。