キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】栗秋祥梧が根性と執念で大接戦を制して新王座に、重森陽太が延長戦でリオスを振り切る、古木誠也が王者対決を制す、ぱんちゃん璃奈が苦戦の末に辛勝、鈴木万李弥がOFGマッチで敗れる、渡部太基と西川康平もダウン応酬の大激闘に!中島玲と漁鬼がダウン応酬の激闘、浅井春香がKO、大谷翔司のKO劇で大会始まる!

2024/10/12 17:10

▼第1試合 KNOCK OUT- BLACKライト級 3分3R延長1R
〇大谷翔司(スクランブル渋谷/元JAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王者)
KO 3R 1分31秒 ※右ストレート
×宮本雅大(ハーデスワークアウトジム/BOM 67kg王者)


 大谷は陸上自衛隊徒手格闘部隊出身。2016年にデビューし、2020年8月にJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王座に就いた。12月にはKNOCK OUT-BLACKライト級王者バズーカ巧樹に勝利も、2021年5月のタイトルマッチでの再戦では判定負け。2022年4月には『RIZIN TRIGGER 3rd』で初回KO勝ちも、7月には梅野源治に3RでTKO負け。12月には庄司啓馬にKO勝ちで再起を果たすと2023年4月に力斗にKO勝ち。6月はKrushに乗り込んで児玉兼慎から判定勝ちしたが、9月のKNOCK OUT-BLACKライト級王座決定戦で久井大夢に敗れた。12月には再びKrushで大沢文也に延長戦の末に勝利、2024年2月はキム・ウスンに初回TKO勝ちするも、2024年6月にセーンダオレックにTKO負けとなった。戦績は19勝(10KO)10敗3分。


 1R、サウスポーの宮本は左ミドル、大谷は右ローを蹴っていく。大谷は宮本の蹴り足をキャッチしての攻撃を多用。左ミドルで快音を響かせ、右ボディストレートも打つ。宮本は左ロー。


 2R、蹴りからパンチにつなげる宮本は左ストレートを繰り出し、大谷は戦いにくそうな場面もあったが、右ストレートからの左フックを多用。ラウンド終了間際にロープへ詰めての右ストレートでダウンを奪い、ゴング後ということで認められなかったが右ストレートでダウンさせる。


 3R、前に出る宮本と打ち合いに行く大谷は右ストレート、左フックをヒット。打ち合う宮本に右ストレートを打ち抜き、鮮やかなKO勝ちを飾った。



 大谷はマイクを持つと「ポジティブな第1試合で。前回負けて気分が落ちているときに火付け役として仕事を与えてくれたことに感謝します。さらにKNOCK OUTが好きになりました。何とか倒し切れたって感じで満足できなかったんですけれど、これからの僕の成長に期待してください」と語り、亡くなった友に絶対に王者になると誓った。

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