▼第7試合 KNOCK OUT- BLACK女子-48.0kg契約 3分3R延長1R
〇ぱんちゃん璃奈(フリー/初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級&アトム級王者)
判定2-0 ※28-28、29-27、30-28
×美伶(WARRIOR OSAKA)
ぱんちゃんは2019年2月にプロデビュー。無敗の快進撃を続け、2020年8月にREBELS-BLACK女子46kg級初代王座(REBELSとKNOCK OUTの統合により現在はKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)、2022年3月にはKNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座に就き二階級制覇を達成。2024年3月のK-1でRISEの平岡琴に勝つなど無敗の快進撃を続けていたが、5月の『巌流島バーチャルファイト』でルシア・アプデルガリムに判定2-0でプロ初黒星を喫した。6月のKNOCK OUTで同じアルゼンチンのアイリン・ゴンザレスに判定勝ちで再起。戦績は16勝(4KO)1敗。
美伶は空手時代は様々な大会で実績を残し、2019年11月のKrush大阪大会でプロデビュー。2021年12月4日、K-1大阪大会で元Krush女子ミニマム級王者・高梨knuckle美穂とわずか3戦目にして延長戦にもつれ込む互角の戦いを繰り広げ、初黒星も評価を上げた。その後は真美、Yuka☆とミネルヴァ王者になった2人を撃破。戦績は4勝(1KO)1敗。
美伶は、計量リミットの14:00までに2.35kgオーバーで計量をパスすることが出来なかった。これを受け、KNOCK OUT事務局が両選手サイドと協議した結果、以下の形にて双方合意の上、試合を実施することが決定。
①第1R、美伶は減点2から試合開始。
②ぱんちゃんは6オンス、美伶は8オンス着用のグローブハンデとなる(本来は双方とも6オンス)。
③美伶はファイトマネーから30%減額。
④美伶が勝った場合はノーコンテスト。ぱんちゃんが勝利した場合のみ公式記録となる。
1R、ぱんちゃんはジャブを突き、美伶がパンチを出しながら前進してくると覆いかぶさるようにして組みつき、ヒザを蹴り上げる。美伶の左フックをもらったぱんちゃんだが、落ち着いてジャブを突く。
2R、美伶が入ってくるところにぱんちゃんは先にワンツーを打ち、組んでのヒザを突き刺す。離れ際に美伶の左フックもらう場面もあったぱんちゃんだが、以後はワンツーからのヒザを徹底し、前蹴りでも突き放す。
3R、美伶の左フックをもらってグラついたぱんちゃんへ、美伶がつかんでの左ヒザをアゴへ突き上げる。ピンチに陥ったぱんちゃんだが、ジャブと前蹴りで立て直し、再びワンツーで先手をとってのヒザに持ち込む。終盤は前蹴りを放っていくぱんちゃん。
判定は美伶の減点2もあり、判定2-0でぱんちゃんの勝利に。ぱんちゃんは左目を気にしつつ、納得いかない内容に悔し涙を流した。