2026年5月17日(日)東京・後楽園ホール『ビッグバン・統一への道 其の56』の前日計量が、16日(土)都内にて実施された。
メインイベントの57.5kg契約Bigbangキックルール(ヒジ打ち有り)3分3Rに出場する、前Bigbangキックルールスーパーフェザー級王者の駿太(谷山ジム)は57.30kgで計量パスも、寺山遼冴(ARK FIGHT GYM)は58.60kgと規定体重の1.1kgオーバーとなった。
両陣営が協議の結果、寺山は減点2からスタートし、グローブハンデは駿太が6オンス、寺山が8オンス着用となる(※その他の選手は、全員が計量をパスした)。
駿太はBigbangを主戦場にMAキック、WMAF世界タイトルなど数々のベルトを獲得してきたベテランで、ヒジ打ちありルールに拘りを持つ。昨年8月は前田浩喜からTKO勝ちを奪い、今年3月は松山和弘とドローに。戦績は74戦43勝13KO26敗5分の43歳のベテランだ。
寺山は、RISEで活躍する22歳の新鋭。25年12月の『RISE194』では指田烈に判定勝利し、今年3月20日の『ONE Friday Fights 147』のバンタム級キックボクシングではナレク・ハチキヤン(アルメニア)から2Rに左ストレートで失神KO勝ちを奪ったばかりだ。戦績は21戦13勝3KO4敗4分とし、今回まさかの駿太との異次元対決が実現した。
計量を終えた駿太は、体重超過の会見で複雑そうな表情を見せた。体調不良で会見を欠席した寺山に対して、「落ち込まないでほしい。しっかり成敗しに来てくれると思ってるんで、その気持ちを変えずに全力できてほしい」と気遣った。 体重超過の相手に対して怒ってもおかしくない状況だが、駿太は寺山のことを幼少期から知っている仲。寺山は駿太を尊敬しているともいう。今回の試合に対して駿太は「遼冴君との試合は、勇気を出してマジでやるしかねえと思っていました。そこから自分の生活がすごい変わって、めっちゃキックボクシングと向き合ってきた。だから、本当はありがとうと言いたかったんです」と明かした。 寺山の印象について駿太は「めちゃくちゃレベル高い選手。テクニックがめっちゃあるし、速いし、倒されない」と警戒する。
今回、寺山は初のヒジ打ち有りルールだが駿太は「もちろんヒジ打ちを狙っていくとは思いますけど、向こうは出させないように戦うはず。自分はそこまでに行く練習をたくさんしてきました。自分の中では倒される姿もあるし、倒してる姿もあるという感じです」と展開を予想した。 試合は減点2でのスタートとなるため、寺山は1Rから倒しにくることが予想させる。それに対して駿太が、ヒジ打ちを合わせることができるのか注目したい。 以下、出場選手の主なコメント。HIROYUKI(左)「(意気込み)明日は55kgで初めての試合と思われてるんですけど、ONEでも 55.3kgで試合をしています。相手がいないから仕方なくいつも55kgでやっているんですけど、体重差は気にならないです。でも計量で蘭丸選手の身体を見たら、ちょっとデカくてゴツって思いました。(相手の印象)一生懸命パンチを振る選手。俺は格下とばっかやってるとか言われましたけど、格上がそもそもいない。イージーな試合って言われても、今回も僕はそう思ってるし。打ち合いになると思われているのが、ちょっとナメられてるなっていうところですかね。まあ一方的に始末しますよ。(今回も初回からKO狙う?)早く終わらせたいとはいつも思っていなくて。最後まで戦う姿勢で戦っていて、それがたまたまうまく遂行できているだけ。フィジカル差についてはパワーがあるという印象なので、気を抜かないで蘭丸ボンバーに気をつけます(笑)」蘭丸(右)「(意気込み)今回はHIROYUKI選手が下の階級から上げてのビッグバン初戦だと思うんですけど、後悔させてやりたいと思っていますので、明日楽しみにしてください。(相手の印象)実力的に日本トップだと思っています。ただ、ここ最近は自分より格下とイージーな試合ばっかしている。メンタル面がファイターじゃない。自分の試合を受けたことを後悔させてやろうと思ってます。(どんな試合を見せたいか)キックボクシングを普通にやったら絶対に勝てないと思っているんで、疲れさせて押さえつけてぶん殴れば絶対当たると思うんで、意地見せます。(得意技の蘭丸ボンバーとは?)内緒です。でも、あまり身体に合っていないので今回は封印します」ブラックシーサー颯太朗(左)「(意気込み)チャンピオンになって明日が初めてのビッグバンの試合なので、強さを見せつけて、相手は他団体の選手なので舐められないように圧勝します。(相手の印象は?)結構打ち合ってくれそうな相手。まあ明日ボコボコにするって言っていたんですけど、明日自分がボコボコにして気持ちを折ってやりたいなと思ってます。(ONEでの経験が生きる?)ONEというよりも、去年ビッグバンのチャンピオンになって、そこから強くなってきたんで、去年とは全然違います。明日見ればわかると思います。(相手よりも優っている点は?)全部です。本当なめんなよって感じです」海凪(右)「(意気込み)明日はビッグバン初出場なんですけど、チャンピオンとやらせてもらえるんで、自分の強さをしっかり見せつけて、タイトルにつなげられるような試合にしたいです。(相手の印象は?)なんかONEの試合だけ、ちょっと強いイメージがあるんですけど相手が弱かったのかなって思っています。今回は、僕に一方的にボコボコにされる試合だと思っています。(相手よりも優っている点は)全部圧倒的に俺の方が上だと思っています。チャンピオンですけど格下だと思ってるんで、しっかり試合で見せつけてやろうかなと思ってます」山際和希(左)「(意気込み)今回も若くて強い勢いのある選手を当てていただいて、非常に感謝しております。哲志選手の最近の勝ちっぷりを見ていると、本当に危険な選手だなと思って緊張感があり、とてもいい練習の期間を過ごせました。明日はベテランの強さを見せて若手の壁になりたいと思います。(相手の印象)65kgでKrushに出ていて、あまり対戦相手というふうには見ていなかったです。でも最近の勝ちっぷりを見て、あと私と戦った選手にもしっかり勝ったり、階級を上げてKOしている姿を見ると、本当に危険な選手だと思うようになりました。本当にテクニックがありつつもしっかり倒せる、いい選手だなと思っています。(前回の完封勝利について)前回は妻の出産もあり、少しバタバタで落ち着かず気合いで勝つみたいな感じでした。余裕はそこまでなかったんですけど、たまたまトレーナーが取ってきた作戦がそのままハマって、ああいう形になりました」哲志(右)「(意気込み)明日はタイトルにつながる大事な試合だと思っているので、いつも以上に気合いが入っています。(相手の印象)勝ち職人と言われるだけあって、本当職人のようなすごい上手な選手だなと思っています。(前回の山際の試合を見て)今までの試合と違って、動きが悪かったなと思ったので、正直そんなに参考にはしていないです。(相手は年内に引退する可能性もあるが)年齢も年齢だと思うので、しっかりリスペクトを持ってバシッと倒して引導を渡せたらと思います。(カーフキックがポイント?)今回ちょっと違う技を使おうと思っています。毎回その2試合のKOシーンが出てるんですけど、あんまり倒そうと思った蹴りで倒せていなくて、他の技で倒したいです。今回は、それを楽しみにしてもらいたいと思います」林京平「(意気込み)明日の試合は、約1年ぶりにビッグバンのリングで試合するんですけど、みんなに強くなった姿を見せれるように頑張ります。(計量に遅刻してきた理由)4月から鍼灸の専門学校に通い始めたんです。今日テストがあって休めなかったので、テストしてから来たためにちょっと遅れちゃいました。(相手の印象)自分がデビューした時からずっとトップで戦っていて、今でもトップで戦っている選手なんで、そういう選手と試合できて嬉しいです。(激闘になる?)変わらずにそういう試合ができたら、見てる人たちも楽しめると思う。なんか置きに行く試合をやるよりは、倒しに行く試合をしたいと思っています。(BOMの勝利は大きかった?)そうですね。去年は手術とかで試合も全然できなかったんで、今年は多く試合したいです。ビッグバンだけじゃなく他の団体でも。ただ自分は、ビッグバンでずっと戦ってきている自負もあるので、今回の北井選手みたいにRISEから来たりとか、他団体から来てる選手をしっかり倒して、他団体で試合やる時はもうしっかり KOで倒して、ビッグバンの林京平の強さを示していけたらいいなと思っています」北井智大「(意気込み)久しぶりの試合。半年ぐらいなので、しっかりKOを狙ってバチバチにいきたいです。(相手の印象)昔からいる選手だなという感じですかね。(どんな試合になるか?)勝手に激闘になるんじゃないですかね。当たれば倒れますからね、お互いに。その方が面白いじゃないですか。お客さんも。面白い試合しないと試合も組んでくれないんで。(今後の目標は?)1回ぐらいベルト巻いてみたいなっていう。それぐらいですかね。ここまで来たら。ビッグバンもそうですけど、RISEも。ベルトは巻いてみたいですね。(ビッグバンのイメージは)最近盛り上がっているなと。(何を見せたい?)やっぱり皆さんが求めてるのは殴り合いじゃないですか。なので、やっぱそこをちゃんとやらないとダメじゃないですかね」<計量結果>
▼第13試合メインイベント第3試合57.5kg契約3分3R(3分3R/Bigbangキックルール)駿太(谷山ジム/74戦43勝13KO26敗5分)→57.30kg寺山遼冴(ARK FIGHT GYM/21戦13勝3KO4敗4分)→58.60kg ※1.1kgオーバー※駿太:前BigbangキックルールSフェザー級王者/寺山:第3代DEEP☆KICK-53kg王者▼第12試合メインイベント第2試合スーパーバンタム級(3分3R/Bigbangルール)HIROYUKI(RIKIX/63戦43勝23KO16敗4分)→55.20kg蘭丸(team AKATSUKI/18戦8勝4KO9敗1分)→55.10kg※HIROYUKI:第2代Bigbangバンタム級王者/第6代・第12代新日本キックボクシング協会王者▼第11試合メインイベント第1試合フライ級(3分3R/Bigbangルール)ブラックシーサー颯太朗(TEAM TEPPEN/7戦4勝3敗)→51.30kg海凪(みなぎ)(RAUSU GYM/10戦6勝1KO4敗)→51.40kg※ブラックシーサー颯太朗:Bigbangフライ級王者▼第10試合セミファイナルウェルター級(3分3R/Bigbangルール)山際和希(谷山ジム/74戦43勝14KO25敗6分)→66.60kg哲志(K-1ジム五反田チームキングス/11戦7勝4KO4敗)→66.50kg※山際:初代Bigbangウェルター級王者/第7代Krush王者▼第9試合63.5kg契約(3分3R/Bigbangルール)林京平(湘南格闘クラブ/42戦21勝8KO19敗2分)→63.30kg北井智大(チームドラゴン/50戦26勝10KO22敗2分)→63.40kg※林:第3代Bigbangライト級王者▼第8試合エキシビションマッチ(3分1R/Bigbangルール)※計量なし髙岩拓(TRY HARD GYM/7戦5勝4KO2敗)城戸康裕(谷山ジム)▼第7試合Sライト級(3分3R/Bigbangルール)TAKU(TARGET/12戦9勝6KO3敗)→63.10kg寛樹(谷山ジム/6戦1勝1KO3敗2分)→62.90kg▼第6試合ウェルター級(3分3R/Bigbangルール)“KONG”光生(K-1ジム蒲田チームアスラ/14戦9勝6KO5敗)→66.50kg竹内皇貴(チームドラゴン/29戦16勝6KO13敗)→66.50kg▼第5試合スーパーバンタム級(3分3R/Bigbangルール)塚田翔(TEAM EDEN/4戦3勝2KO1敗)→55.20kgグリコ(ポゴナクラブジム/2戦1勝1KO1敗)→55.10kg▼第4試合40kg契約(2分3R/Bigbangルール)Crazy SHARK(YSSジム/6戦2勝3敗1分)→39.70kg石岡真理絵(FIGHT TRIBE/6戦6敗)→39.50kg▼第3試合フライ級(3分3R/Bigbangルール)秦 悠歩人(インスパイヤードモーション/3戦3勝)→51.50kg落合靖将(モテるジム/1戦1敗)→51.30kg▼第2試合スーパーフェザー級(3分3R/Bigbangルール)近藤祐一(デポルターレジム/3戦2勝1敗)→58.50kg杉山海瑠(HEAT/2戦2勝1KO)→58.30kg▼第1試合60kg契約(3分3R/Bigbangルール)相島珀斗(team OJ/5戦3勝1KO1敗1分)→59.90kg岡田響也(真樹ジムAICHI/2戦1敗1分)→59.60kg▼オープニングファイト62.5kg契約井上銀太(谷山ジム/2戦2敗)→61.60kg柊 柊(=ひいらぎ しゅう、ポゴナクラブジム/デビュー)→61.50kg