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【ONE FF】武尊がダウン喫するも逆転KO!ロッタンとバチバチのフェイスオフ、秋元皓貴がダウンを奪われ追い上げならず判定負け、小笠原瑛作が痛恨のダウン喫し判定負け、日本の先鋒・陽勇が判定勝ち、メインはスーパーボンが103秒ヒジ打ちKO、注目の一戦はアナンがウーに圧勝、サムエーが豪快KO、スアキムがダウン応酬の激闘制す

2024/09/27 21:09

▼第1試合 フライ級キックボクシング 3分3R
陽勇(=ひゅう/TEAM3K/VENUM TRAINING CAMP)
[判定3-0]
×ユセフ・エサード(アルジェリア)

 陽勇は第1回全日本学生フルコンタクト空手道選手権1部男子軽量級(65kg未満)優勝、第7回JFKO全日本フルコンタクト空手道選手権大会軽中量級優勝、第6回JFKO全日本空手道選手権大会一般男子軽中量級準優勝、第36回白蓮会館全日本空手道選手権大会一般男子軽量級優勝などフルコンタクト空手で数々の成績を残してキックボクシングに転向。


 サウスポーから繰り出すローキックを始めとした強い蹴り技、左ストレート&フックで8戦全勝(2KO)と無敗を誇る。2024年3月にはK-1との対抗戦に抜擢され、龍華を判定で破っている。


 エサードは10勝2敗。今回がONE初出場。


 1R、サウスポーの陽勇が左ローを蹴っていくが、エサードが右インローを返すとこれがローブローとなって試合中断。再開すると左ミドルを蹴る陽勇にエサードは右インローを蹴る。陽勇が左の三日月から左ボディ、さらに左の三日月をもう一度蹴るとエサードは下がっていく。ワンツーを伸ばして陽勇の前進を止めようとするエサードに、陽勇は接近してのジャブから左ボディストレート。


 どんどん前に出る陽勇が左ハイキック、後ろ蹴り。陽勇のヒザ蹴りに右ストレートを合わせるエサードは、先ほどのお返しとばかりに左ハイを蹴る。陽勇が強い左ロー、左ミドルを蹴ると場内から歓声が沸き起こる。


 2R、左三日月蹴りに下がったエサードへ陽勇は打点の高い飛びヒザ蹴り。コーナーに追い詰めると左ボディストレートから左ストレート。前へ出る陽勇がコーナーへ追いつめていくが、陽勇が連続してローブローを受けて試合が中断。陽勇がボディからの3連打、さらに左フックと左のパンチを当てていく。


 ヒザ蹴りに行く陽勇にはエサードが左フック。コーナーへ詰める陽勇は左ストレートを顔面、ボディへ突き刺していく。エサードも左右ストレートを打ち返していくが陽勇の攻撃に圧倒される。陽勇の後ろ蹴りがローブローとなり中断。再開後、陽勇が左ローを蹴っての左ストレート、エサードがパンチからヒザを出したところで終了。


 3R、前に出て右フックからの左ストレート、左右のボディを打つ陽勇。エサードが右ミドルを蹴り返してくると陽勇は胴廻し回転蹴りを放つ。コーナーに詰める陽勇が左ストレートを連続ヒット、右フックもヒットさせる。陽勇の右ミドルがローブローとなって中断。再開後も前へ出てエサードにロープを背負わせる陽勇。顔面前蹴り、ワンツー、ボディへの打ち分けと圧倒的に攻め続けた陽勇。


 判定3-0で陽勇がONE初陣を勝利で飾った。「自分が力みすぎたのもあるんですけれど、腹が効いているのは分かっていたんですが、相手がアクションを起こしてきたのでそれを気にしてしまった」と勝利者インタビューに答えた。

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