▼第9試合 バンタム級ムエタイ 3分3R
×スーブラック・トー・プラン49(タイ)
[3R 0分55秒 KO]※左フック
〇クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)
スーブラックは2023年6月の『ONE Friday Fights 20』で初参戦。タンヌンウンに2RでKO勝ちすると、8月にイタリアのレニー・ブラジに3RでTKO勝ち、9月に鈴木真治にKO勝ち、12月にクレイグ・コークレイにKO勝ちと4連続KO勝ち&3連続ボーナスの激闘男で人気がある。2024年1月にFight Nightで本戦初登場するとステファン・コロディに判定勝ち、4月にはウラジーミル・クズミンにも判定勝ちとONEでの戦績は6戦全勝(4KO)だったが、6月にカムラン・ナバティに初回KO負けで初黒星。戦績は60勝19敗。
クラップダムはサウスポーのファイタータイプで、左ストレートを決め技とする元ルンピニースタジアム認定ライト級&スーパーライト級2階級制覇王者。2018年にはプロムエタイ協会ライト級王者の肩書を引っ提げて初来日。REBELSのリングで梅野源治とルンピニースタジアム認定ライト級王座決定戦を争い、4Rに強打で梅野を2度ダウンさせてのTKO勝利を収め、日本のムエタイファンにも強烈なインパクトを残した。
ONEには2019年9月から参戦し、2020年のONEバンタム級ムエタイトーナメントでは決勝へ進出したが、ロードレックに敗れた。2021年は1勝2敗、2022年は2勝3敗、2023年は4勝(3KO)1敗1無効試合。KO狙いのアグレッシブなスタイルはタイで人気を博している。前戦は7月にナビル・アナンにKO負けを喫し、ノンオー戦に続く連敗となった。戦績は70勝20敗5分。
1R、サウスポー同士。まずはローを蹴り合う中、クラップダムが左ボディストレートを突き刺す。前に出るクラップダムに下がるスーブラックにはレフェリーから注意が与えられる。クラップダムは飛び込んでの左フック。スーブラックは首相撲というよりはクラップダムの頭を抱えてパンチを防ぐ。クラップダムは後ろ蹴りを空振りし続けたが、最後は左ヒジを当てた。
2R、スーブラックの右ミドルをキャッチしたクラップダムが左ボディストレート。クラップダムは後ろ蹴りから左の飛び込みヒジ。両者ともあまり手が出ない中、スーブラックは左ローを蹴っていく。クラップダムは飛びヒザも出していくがかみ合わない展開が続く。
3R、クラップダムがワンツーから入っていくとクラップダムは胴タックルのように組みついてテイクダウン。このラウンドはクラップダムが一気にパンチで攻め込んでいき、左フックを連発してスーブラックを追い込む。そしてジャブから狙いすました左フックの一撃。スープラックは右ヒジを合わせようとしたがクラップダムの左フックの方が速く、クラップダムらしい一撃KO勝ちとなった。