(C)ONE Championship
ONE Friday Fights 81
2024年9月27日(金)タイ・ルンピニースタジアム
※U-NEXTにてLIVE配信
▼メインイベント(第12試合)フェザー級(-70kg)ムエタイ 3分3R
〇スーパーボン(タイ/暫定フェザー級キックボクシング世界王者)
[1R 1分43秒 KO]※右縦ヒジ
דスモーキン”ジョー・ナタウット(タイ)
スーパーボンはブアカーオの元で腕を磨き、2021年10月のONEフェザー級キックボクシング王座決定戦でジョルジオ・ペトロシアンに右ハイキックによるKO勝利で戴冠。2022年3月の『ONE:X』ではマラット・グレゴリアンを判定で完封し、初防衛にも成功した。
2023年1月、チンギス・アラゾフに2R KO負けで王座陥落。12月にはONEフェザー級ムエタイ世界王者タワンチャイに挑戦も判定負けで王座奪取ならず。しかし、2024年4月にマラット・グレゴリアンから判定勝ちし、フェザー級キックボクシング暫定王者となった。戦績は115勝(28KO)36敗。
ナタウットは10歳でムエタイを始め、2013年にはアメリカへ渡って試合を行い、ラスベガスを拠点とする『LION FIGHT』で2階級を制覇。2018年4月にONEに参戦すると、ジョルジオ・ペトロシアン(2敗)、チンギス・アラゾフ、ジャマル・エスポフと強豪に敗れたが、2023年10月にスーパーボンの代打としてタワンチャイと対戦。判定で敗れるも右ストレートと右ローでタワンチャイを苦しめた。
2023年12月にルーク・リッシに判定勝ちして連敗を脱出し、2024年6月にタワンチャイとONEフェザー級ムエタイ世界タイトルマッチで再戦。またもタワンチャイを苦しめ、判定2-0で敗れたが観客はタワンチャイにブーイングを浴びせた。
1R、ジャブのように左ハイを蹴るスーパーボンに、ナタウットは左ボディストレート。スーパーボンの蹴り終わりにボディを打つナタウット。右ボディから左フックを打ったナタウットに、スーパーボンは入り込んで右の縦ヒジをアゴにヒットさせてナタウットをダウンさせる。
バッタリと倒れたナタウットはなかなか起き上がれず、スーパーボンの見事なKO勝ちとなった。接戦になるかと思われた実力者対決を制したスーパーボンは「相手はパンチが上手いからヒジで倒す作戦だった」と明かし、次の対戦相手にタワンチャイを指名した。