ムエタイ
レポート

【ONE FF】武尊がダウン喫するも逆転KO!ロッタンとバチバチのフェイスオフ、秋元皓貴がダウンを奪われ追い上げならず判定負け、小笠原瑛作が痛恨のダウン喫し判定負け、日本の先鋒・陽勇が判定勝ち、メインはスーパーボンが103秒ヒジ打ちKO、注目の一戦はアナンがウーに圧勝、サムエーが豪快KO、スアキムがダウン応酬の激闘制す

2024/09/27 21:09

▼第5試合 キャッチウェイト(-60.32kg)ムエタイ 3分3R
〇ジャオスアヤイ・モー・クルンテープトンブリー(タイ)
[判定3-0]
×スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)


 ジャオスアヤイはタイ国BBTVスタジアム・フェザー級8位として、2019年11月の「第3代K-1フェザー級王座決定トーナメント」に初来日。1回戦で安保璃紅を必殺の飛びヒザ蹴りでKO、準決勝でも卜部弘嵩との延長戦に及ぶ激闘の末に勝利。決勝こそ江川優生の左ボディに沈んだものの、鮮烈なインパクトを残した。2020年3月『K'FESTA.3』で小澤海斗からも勝利を収めている。2022年8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦で玖村修平にKO負けを喫した。


『ONE Friday Fights』には2023年6月から参戦し、初戦のペットスクンビットには初回KO勝ちも、8月の2戦目ではコンスック・フェアテックスに判定負けを喫している。11月にはパイダンをKO、12月はラジャのスーパーフェザー級王者ペットスクンビットから判定勝利を収めた。2024年4月はゴントーラニーに判定負けしたが、5月にプンルアンを左フックで初回KOに仕留めた。戦績は79勝(28KO)39敗2分。


 スリヤンレックはラジャダムナンとルンピニーの2大殿堂でランキングに名を連ねたほか、タイのテレビマッチである『ワンソンチャイ』フェザー級王者の肩書を持つ。パンチを得意とするハードパンチャーで、激闘派ファイターとして名を馳せ、2019年12月のK-1名古屋大会に初来日。


 当時K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹と対戦。合計3度のダウンを奪われて判定で敗れるも、そのたびに立ち上がって武居に反撃。3R終盤には猛反撃に出て武居をヒヤリとさせた。2020年2月にも再来日したが、軍司泰斗に判定で敗れている。ONEには2023年7月の『ONE Friday Fights 25』から参戦し、2024年6月のポンペット戦での初回TKO勝ちまで5勝2敗。


 3R、スリヤンレックが左右フックとヒジの猛攻で前へ出て、ロープを背負うジャオスアヤイはそれに耐える。それでも左ハイキック、左フックを返すジャオスアヤイ。逃げるスリヤンレックを走って追いかけ、左右フックを見舞うジャオスアヤイ。スリヤンレックは突き飛ばしてこのピンチを凌ぐ。終了のゴングが鳴ると、両者は正座してお互いを称え合う。


 大激闘を制したのはジャオスアヤイとなった。

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