ムエタイ
レポート

【ONE FF】武尊がダウン喫するも逆転KO!ロッタンとバチバチのフェイスオフ、秋元皓貴がダウンを奪われ追い上げならず判定負け、小笠原瑛作が痛恨のダウン喫し判定負け、日本の先鋒・陽勇が判定勝ち、メインはスーパーボンが103秒ヒジ打ちKO、注目の一戦はアナンがウーに圧勝、サムエーが豪快KO、スアキムがダウン応酬の激闘制す

2024/09/27 21:09

▼第8試合 ストロー級ムエタイ 3分3R
〇サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[1R 1分22秒 KO]
×アクラム・ハミディ(アルジェリア)

 サムエーはルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級とスーパーフライ級の2階級、プロムエタイ協会ではスーパーバンタム級・スーパーフライ級・フェザー級の3階級を制覇。2011年にはルンピニー・ファイター・オブ・ザ・イヤーとスポーツライターズ・フレンズ・ファイター・オブ・ザ・イヤーの両方を受賞しているムエタイレジェンド。


 2018年1月にONE最初のムエタイの試合を戦ったサムエーは、ONEフライ級ムエタイ世界王者にもなったが、2019年5月にジョナサン・ハガティに判定負け後、10月にストロー級転向。12月にはワン・ジュングァンに判定勝ちし、新設されたONEキックボクシング世界ストロー級王者となった。


 さらに2020年2月、ロッキー・オグデンを破りムエタイ世界同級王座も獲得して二冠王に。2020年10月にはジョシュ・トナーに2RでTKO勝ちし、初防衛に成功するも、2021年7月にプラジャンチャイに敗れて王座を失った。2023年6月の再戦でもプラジャンチャイにKO負け。戦績は373勝49敗9分。


 ハミディはWKN世界K-1フライ級 -54.9kg王座やISKA世界フライ級(-53.5 kg)K-1ルール王座などを獲得。来日経験のあるサンベル・ババヤンやフレッド・コルデイロに勝利しており、2018年9月にはK-1に初来日したが武井由樹に1RでTKO負けしている。ONEには2023年6月から参戦し、1勝1敗。フランスでの3連勝を経て2024年6月の『ONE Friday Fights 66』で元ラジャダムナンスタジアム王者ゴンチャイにパンチの連打で初回KO勝ちした。戦績は50勝5敗1分。


 1R、サウスポーのサムエーは左ミドル、ハミディは右インローを蹴ってワンツー、ワンツーを打って右インロー。サムエーは左ボディストレートを打ち、左ミドルを蹴る。ハミディが左右を連打してきたところへ狙いすました左ストレートでダウンを奪う。


 立ち上がり、試合が再開した瞬間にサムエーが左ストレートを直撃。ハミディは直立したまま倒れ、レフェリーが即座に試合をストップした。サムエーにはこの日、初の35万バーツのボーナスが贈られた。

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