▼ストロー級 5分2R
〇内藤頌貴(THE BLACKBELT JAPAN)52.1kg
[1R 2分54秒 KO] ※右ストレート
×大城正也(T-REX柔術アカデミー)51.7kg
長きに渡りフライ級の中心選手として活躍していた内藤頌貴(THE BLACKBELT JAPAN)がストロー級へ階級を変更する。
内藤は2022年11月に高岡宏気に判定勝ちも、2023年は関口祐冬に判定負け後、12月に石井逸人の三角絞めで一本負けで2連敗中。ストロー級で再起を目指す。
対戦相手は福岡から参戦する大城正也(TREX柔術アカデミー)。地方を中心にキャリアを積んできた大城は戦績こそ黒星先行だが、試合毎に内容も変化し、2024年に入って、肥沼大治、梅木勇徳にいずれも判定勝ちで2連勝中だ。
定期的に地方大会が開催されている修斗では、近年、この大城のようにV字復活する選手が多くなってきており、これ以上ないビッグチャンスが舞い込んできたといえる。ハングリー精神に満ち溢れた大城に失う物は何もない。地方選手の希望の星となる為にもきっちりと爪痕を残せるか。
一方の内藤はこの試合を完璧にクリアして上位ランカーとの対戦に進みたいだろう。毎回ベストファイトで会場を沸かせ、“ハズレ”がない内藤だが、階級を変更した限りは目指すはベルトのみ。その頂点には新井丈が君臨している。
山上の復活、内藤の階級変更で風雲急を告げるストロー級。聖地・後楽園で新たな闘争の幕が開ける。
内藤「今日という日にたどり着けてすごく幸せです。大城選手との試合のためにすべて生きてきたので、明日すべてをぶつけたいと思います」
大城「多くの方が僕が格下とされていると思うので、倒して大番狂わせを見せたいと思います」
1R、ともにサウスポー構え。中央を取る大城は詰めてヒザも、さばく内藤は右ロー、右前蹴り。圧力をかける大城にサークリングしする内藤は組んで肩パンチ。ボディロック。
体を入れ替える大城はクリンチボクシング、しかしヒザ蹴りから再び体を入れ替えた内藤はケージ背にする大城にワンツースリーフォーの速射砲! 棒立ちになった大城が崩れ、最後は利き手の右で内藤がKO勝ち!
試合後、内藤は「パラエストラ……THE BLACKBELT JAPANの内藤頌貴です。僕、どうでしたか? ベルトは僕が獲ります。チャンピオン、ランカー、首洗って待っててください」と王座獲りを宣言してケージを降りた。