新井丈の修斗二階級同時制覇のなか、フライ級で石井逸人が内藤頌貴を絞め落として新井に宣戦布告
▼第2試合 フライ級 5分3R
×内藤頌貴(同級世界6位/パラエストラ松戸)56.5kg
[2R 3分16秒 三角絞め]
〇石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)※前環太平洋バンタム級王者 56.6kg
前環太平洋バンタム級王者の石井逸人と、MOBSTYLESファイターの内藤頌貴がフライ級で対戦。
石井は、バンタム級の上位ランクをキープし、2022年に藤井伸樹との激闘で「ベストファイト賞」を受賞。前戦は、PANCRASEでの2023年4月の井村塁戦で、大熱闘の末に判定負け。8月には対戦相手の堀内佑馬が計量失格で直前で試合が流れてしまったが、2018年9月の清水清隆戦以来、約5年振りのフライ級カムバックに注目が集まる。
フライ級世界6位の内藤は、2020年3月に渡辺健太郎に1R KO勝ち後、RIZINで階級上のバンタムでスクランブル参戦し、渡部修斗に敗れた。2022年7月の修斗で山内渉に判定負けしたが、同年11月に高岡宏気に判定勝ち。2023年7月に当時フライ級世界2位の関口祐冬と対戦し、判定負けとなっている。MOBSTYLES興行で再起を遂げるか。
そこで更に話題となったのが新井丈の修斗初2階級同時制覇だ。先の後楽園ホール大会でストロー級と併せてフライ級王座も獲得。歴史を動かし、ルールを変えてまで成し遂げた偉業だが、この2人も黙って見ているわけにはいかないだろう。この両者が戦えば激しい試合になることは間違いない。生き残るのは内藤か、それとも石井か。
内藤「面白い試合いっぱいありますけど、この試合が一番、命燃やせると思うんで、よろしくお願いします」
石井「命削って減量してきたんで、明日は魂燃やして試合をしようと思います」
1R、サウスポー構えの内藤はジャブ&インロー。左前蹴りも。オーソの石井は、左回りで外足を取りに行く。左右振って詰めてダブルレッグテイクダウンは石井。腰を引き、片足をかけて引き込み、バックからオタツロック。4の字ロックでリアネイキドチョークへ。後ろ手を組ませない内藤が凌ぎホーン。
2R、詰めて跳びヒザの内藤。そこを詰めてテイクダウンは石井。内藤の立ち際にシングルバックから脇をすくい、立ち上がろうとする内藤に腕十字へ。ヒジを抜いた内藤だが、三角絞めにつかまり、石井がヒザ裏で組んで頭を引き寄せて絞めると失神した。
石井は「疲れた! 俺がフライ級に落としたらこんなもんだ。一人、やりたいやつがいて。新井丈、見てるんだろ? ネバーギブアップ、ネバーギブアップってうるせいから、俺がギブアップさせてやる」と二階級同時制覇王者に宣戦布告した。