シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人の投げでペトロフが戦闘不能に、笠原友希がペットモラコットを見事初回KO、魁斗が平野凌我を3度投げる圧勝、都木航佑がロクク・ダリに粘り勝ちのTKO、樋沼朝光と東修平がOFGマッチで大激闘、“未来の女子エース候補対決”は延長戦の末に小桐冬華が勝利

2024/08/17 18:08

▼第3試合 64.5kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
〇樋沼朝光(RIKIGYM)
判定3-0 ※29-26×2、28-25
×東 修平(AACC)


 MMAファイター同士によるオープンフィンガーグローブ着用のシュートボクシング。


 1Rが始まると同時にコーナーを飛び出した両者。涸沼の左フックにダウンした東は、立ち上がると左右フックのラッシュ。これに樋沼も足を止めて打ち合い、両者相手のフックを被弾しながらの打ち合いに。ここでも樋沼がダウンを奪う。さらなる打ち合いを繰り広げる両者。


 東は三日月蹴り、樋沼は投げも織り交ぜる。ノーガードで殴り合う両者に場内はヒートアップ。東のフックに樋沼のマウスピースがロープの外に吹っ飛ぶ。ラッシュをかける東に樋沼がロープにもたれかかるが、ゴング跡の攻撃としてダウンは認められず。


 2Rが始まると同時に両者はまたも殴り合い。右の三日月を蹴って左右フックで前に出る東にサウスポーの樋沼は左フックをカウンターで見舞う。ノーガードで殴り合う両者。東のヒットが目立つが、樋沼の右フックをもらって大きくふらつく。それでも前に出る東。


 両者ともノーガードでの殴り合いを続ける。ヒットは東が多い。ラウンドが終了すると両者笑顔で抱き合う。場内も大歓声。


 3Rも始まると同時に両者足を止めてノーガードでの殴り合い。樋沼の右フックで遊馬の動きが止まり、樋沼は首相撲からヒザ蹴りの連打、さらに左アッパーの連打。東は左右フックで反撃して右フックをヒットさせるが、樋沼の左フックで動きが止まる。


 すぐに反撃に移る東に樋沼はヒザ蹴り。東が組みつき倒すと樋沼は立ち上がるのが遅れるが、東は樋沼に手を差し伸べて引っ張り起こす。両者笑顔で再びの殴り合い。


 最後まで殴り合いが続き、試合終了のゴングが鳴ると両者は笑顔で抱き合い、場内からは大きな歓声が沸き起こった。



 判定は3-0でダウンを奪った樋沼が勝利。大激闘を演じた2人は笑顔で健闘を称え合い、樋沼は男泣き。敗れた東にも観客からは大きな拍手が贈られた。

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