▼第7試合 60.5kg 契約 エキスパートクラス3分3R延長無制限R
〇笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
KO 1R 2分28秒 ※左ヒザ蹴り
×ペットモラコット・スーパーボンジム(タイ/スーパーボンジム/元ルンピニースタジアム4階級王者)
笠原は2019年6月に国内55kg級トップクラスの小笠原瑛作をヒジ打ちによるカットでTKOに破る大番狂わせを演じ、2020年7月に那須川天心の対戦相手に選ばれたが初回KO負け。再起戦では手塚翔太と大激闘の末、KO勝ちでSB日本フェザー級王座に就き、2021年12月にはスーパーフェザー級王座決定戦を制してSBで2階級制覇を達成した。
2022年3月にはRIZINに初参戦し、豪快な飛びヒザ蹴りで初回TKO勝ち。6月の『THE MATCH 2022』ではKrush王者の中島千博から勝利を奪った。9月にRISEの常陸飛雄馬に敗れて連勝が「7」でストップしたが、その後は再び6連勝。2024年4月には『ONE Friday Fights』に初参戦し、OFGムエタイでペットシーモックを初回KOに沈めた。また、これまでタイ人選手とは6度戦って全勝している。戦績は29勝(14KO)3敗のサウスポー。
初来日のペットモラコットについて、緒形健一SB協会代表は「友希から強い相手と戦いたいとの希望があって決定しました。ペットモラコットは、海人がスーパーボンのジムへ行った際にスーパーボンから『強い選手がいるから日本で試合を組んで欲しい』と推薦があった選手。ルンピニーで4階級制覇、7チャンネルでも3階級を制覇している本物中の本物。技術戦が最高峰の試合になると期待しています」と紹介した。
1R、サウスポー同士。ペットモラコットはどっしりと構えるムエタイスタイルではなく、前後に細かいステップを踏む。笠原は左カーフを蹴り、右ボディストレート。ジャブを突くペットモラコットのボディへ前蹴り。
笠原はロープを背負ったペットモラコットに左ヒザをグサリト突き刺す。悶絶して倒れるペットモラコット。笠原の見事なKO勝ちとなった。
笠原はマイクを持つと「今回強い相手だったんですけど60kgは俺が一番強いでしょう! 僕、シュートボクサーとして代表としてどの強い選手でも団体でもぶっ倒しにいきます。バックドロップではなかったんですが、会長の目の前でプレゼントを渡せてよかったです」と語った。