▼第6試合 58.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
〇魁斗(立志會館/ SB日本フェザー級2位/HOOST CUP日本フェザー級王者)
判定3-0 ※30-24、30-25×2
×平野凌我(MTS/ RISEフェザー級4位/MA日本フェザー級王者)
魁斗は立志會館・坂口立起館長の実子で“西の天才”と評されているシュートボクシングのテクニシャン。2020年2月に笠原友希に惜敗するまでは負けなしの8連勝を記録していた。同年11月には兼田将暉にRKSスーパーフェザー級タイトルマッチで勝利、2021年7月には門口佳佑からも勝利を奪った。
同年10月にHOOST CUP日本フェザー級王座を獲得すると、RISEで梅井泰成、安本晴翔をも破り2023年10月に門口とRISEフェザー級タイトルマッチで対戦したが判定で敗れた。元Krush王者の新美貴士とはドロー。2024年6月に『ONE Friday Fights』に初参戦するとラン・シャンテンに完勝を収めた。戦績は15勝(1KO)4敗1分。
平野はジュニアキック出身で、中学生の時には那須川天心とも対戦。2019年にプロデビューし、同年に行われたABEMAの「那須川天心挑戦者決定トーナメント」で決勝まで進出するも門口佳佑に敗れた。その後はRISEを主戦場にし、2022年3月にはRISEフェザー級王座決定戦を梅井泰成と争うも王座獲得ならず。2024年3月、國枝悠太をKOで破りMA日本フェザー級王座を獲得した。14勝(6KO)6敗1分。2021年10月には現SB日本フェザー級1位・手塚翔太にもKO勝ちしている。
1R、ジャブを突きながら前へ出ていくのは魁斗。平野とが得意とする右カーフを蹴っていく。パンチのコンビネーションを見せる魁斗に平野は左フックを返す。平野も右カーフ。スピードのある魁斗はコンビネーションを回転させ、平野を手数で上回る。
さらにカウンターを次々と決めていき、平野にロープを背負わせる。魁斗のボディをカウンターでもらった平野は、魁斗の右ボディに腹をおさえるような仕草。魁斗はボディで畳みかけていく。そうかと思えば左ローを蹴る魁斗。スピード、手数、有効打と魁斗が圧倒したラウンドに。OPスコアは10-9×3で魁斗。
2R、コンビネーションを回転させる魁斗に平野はもらいながらも強い左フックを返す。魁斗の攻撃に下がらず前へ出る平野。魁斗はカウンターも決めるが、平野は下がらない。もらっても左フックを返してくる。しかし、ここで組みついた魁斗が胴クラッチからの投げでシュートポイント(1点)を奪う。
さらにバックを取ると鮮やかなブリッジのジャーマンスープレックスを決めて2点、さらに首投げで連続シュートポイント(1点)。OPスコアは10-6×3で魁斗。
3R、逆転を狙って打ち合いに行く平野。これに魁斗も応え、危険な距離での打ち合いとなる。左右フックで前に出る平野に魁斗の矢のような右ストレート。さらにヒザ蹴り。左フックをフルスイングする平野に魁斗は左ボディから左フックのダブル。前蹴りで平野を突き放し、平野が左右フックで前へ出てくるとヒザ蹴りからバックを奪う。それでも諦めずに前へ出て左右フックを打つ平野に魁斗は組んでのヒザ蹴り連打。
最後まで諦めずに逆転を狙いに行った平野だが、魁斗のテクニックを上回ることが出来ず。大差の判定で魁斗がRISEからの刺客を撃退した。
魁斗はマイクを持つと「2年ぶりに帰ってきました。平野君のカーフめっちゃ強いし、久しぶりのSBきついですね。でも久しぶりに試合できてよかったです。これからSBとRISEのトップを狙っていくのでよろしくお願いします」と語った。