キックボクシング
インタビュー

【GOAT】世界王座防衛戦の寺田匠「武尊さんに『この先、匠がいたら大丈夫だな』と思わせたい」vs.挑戦者リード「地元では“ドミネーター”と呼ばれている」

2026/05/24 23:05
 2026年5月28日(木)東京・後楽園ホール『キックボクシングフェス.2 GOAT』にて、ISKAユニファイドルール世界スーパーフェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・寺田匠(team VASILEUS)と挑戦者ドミニク・リード(ニュージーランド/ISAKAムエタイルール世界同級王者)のインタビューが主催者を通じて届いた。  寺田は幼少期から様々な格闘技を学び、地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積んでABEMAの番組企画『格闘代理戦争』に出演。2020年4月にプロデビュー。2023年11月にはISKA世界スーパーフェザー級王座を奪取。2024年9月、軍司泰斗を延長戦の末に破り、K-1 WORLD GPフェザー級王座に就いた。2025年2月には新美貴士にリベンジして初防衛に成功。2026年2月20日にK-1王座を返上すると、3月にRISE初参戦も安本晴翔に判定負け。戦績は11勝(4KO)2敗。  リードはISKAムエタイルール世界スーパーフェザー級王者で、戦績は39勝(19KO)19敗1分。 寺田「あいつやばいなと思ってもらえる試合」 ――GOAT初参戦が決まりました。どんな心境ですか? 「前回大会も会場で見ていたんですけど、すごくお金をかけているイベントだなと思ったし、試合の条件面やKOボーナスなど選手のことをすごく思っているというか、格闘家として高く評価してくれていることが伝わるので、僕もそれに見合った試合をしないといけないなと思いました」 ――今回は寺田選手が保持するISKAユニファイドルール世界スーパーフェザー級王座の防衛戦で、同じISKAのムエタイルールで世界タイトルを持っているドミニク・リードと対戦します。前回3月RISEでの安本晴翔戦では安本選手のワンキャッチ・ワンアタックルールを利用した戦い方に苦戦し、今回の試合もワンキャッチ・ワンアタックが認められたルールです。そこの対策は練ってきましたか? 「前回はクリンチを想定していなかったので、今回はそこの対策もしっかりやって、もっと自分に自信を持って戦おうと思います」 ――安本戦はルールへの対応を少し甘く見てしまっていた部分もあったのでしょうか? 「甘く見ていたというか…。自分が弱かったんですけど、今までやってきた(キャッチ・掴みが一切禁止の)K-1ルールとは違う感覚だなというのがあって。それでテンパってしまい、パンチが大振りになっちゃいましたね。そんな自分に対してイライラしすぎるので、まだ試合動画を見ることが出来ないです(苦笑)。ただ今回はかなりキャッチや首相撲のディフェンス・オフェンスを練習しているので、それも試合で出したいです」 ――対戦相手のリードにはどんな印象を持っていますか? 「試合映像を見たのですが、すごく攻撃的で結構打ち合ってきてくれるので、面白い選手だなという印象です。相手が消極的じゃなかったら、噛み合う試合になると思います」 ――現在寺田選手は選手としてフリーの立場ですが、色んな舞台で戦って行きたいですか? 「そうですね。自分は幾つかタイトルを持っていますが、まだ14戦しかしていないので、もっと色々なタイプの選手と戦って、もっと経験値を積みたいと思います」 ――寺田選手は先日引退した武尊さんの直系の後輩です。武尊さんの前でどんな試合をしたいですか? 「武尊さんが引退されて寂しいような何とも言えない気持ちなんですけど、武尊さんには色んなことを背中で見せてきてもらいました。武尊さんに「この先、匠がいたら大丈夫だな」と思わせたいし、ある意味、武尊さんにも『見とけよ!』という気持ちで戦います」 ――また今大会は地上波でも試合が放送されます。地上波で試合することについてはいかがでしょうか? 「いつもより自分の試合を見てくれる人が多いと思うので、自分のことを知らない人たちにインパクトを与えられるような試合をして、1RKOで終わらせます。格闘技のことを知らない人が見ても分かりやすい試合、あいつやばいなと思ってもらえる試合をしたいですね」 ――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。 「5月28日、後楽園ホールで寺田匠がKOをお見せしますので、皆さん注目してください」 [nextpage] リード「寺田は俺のムエタイテクニックを十分に堪能することになる」 ──リード選手のこれまでの経歴を教えてください。 「子供の頃からYouTubeでブアカーオやラモン・デッカーの試合映像をよく見ていて、自分も格闘技をやってみようと思った。アマチュアではたくさんタイトルを獲っていて自分でもよく覚えていない(笑)。プロになってからはISKAのムエタイルールの世界タイトルを獲得して、今もそのベルトを持っている」 ――リード選手はファイターとして自分のどこが強みだと思っていますか? 「パンチも蹴りも得意だし、ステップワークにも自信があるから、自分ではあらゆる攻撃が武器だと思っている。あと自分は名前がドミニクで、試合をコントロール=支配して勝つファイトスタイルだから、地元では“ドミネーター”(支配者)と呼ばれている」 ──先ほどはブアカーオやデッカーの名前が出ましたが、好きな選手や憧れの選手はいますか? 「好きなファイターはたくさんいるけど、特に好きなのはUFCファイターのイスラエル・アデサニヤかな。彼が負けた時はもの凄く悲しい気持ちになったよ」 ──対戦相手の寺田選手にはどんな印象を持っていますか? 「凄く強いパンチを持っていてボクシングが強い。とにかくパワフルでアグレッシブな選手で、危険な相手だと思う。あとはローやカーフキックが強いから、そこには警戒しないといけない。ただそこをクリアすれば(勝つことは)簡単な気がしている」 ──寺田選手は攻撃力が強い選手ですが、そこは問題ないですか? 「試合中のシチェーションによるけど、そこも大丈夫じゃないかな。俺の方がスピードもあるし、恐れることは何もない。問題なく戦えると思う」 ──寺田選手は前回の試合でワンキャッチ・ワンアタックルールに苦しめられていますが、リード選手はキャッチや首相撲は得意ですか? 「もちろん。自分はムエタイルールで戦ってきたからね。寺田は俺のムエタイテクニックを十分に堪能することになるんじゃないかな」 ──寺田選手は「相手はいい選手だけど、負けるわけにはいかない」とコメントしています。それについてどう思いますか? 「いい選手だと褒めてくれてありがとう!かな(笑)。寺田と試合ができることを楽しみにしているし、俺は寺田に勝つことだけにフォーカスしている」 ──今回は異なるルールのISKA世界王者対決となりますが、そこは意識していますか? 「とてもエキサイティングでクールだね。とにかくこの試合を楽しみにしているよ。俺が勝てばISKAで2つのルールで世界チャンピオンなるわけだし、これ以上に嬉しいことはないね」 ──寺田選手は武尊さんと同門であり、後輩です。リード選手は武尊さんのことをどう思っていますか? 「武尊のことは昔からよく見ているし、確かに寺田は武尊と戦い方がよく似ているよね。武尊も当日は試合を見ていると思うから、武尊の前で自分のベストを尽くしたい」 ──リード選手の格闘家としての夢や目標はなんですか? 「現役生活は限りあるものだし、選手生命もそこまで長くないと思うので、自分にできることにベストを尽くしたいと思っている」 ――ちなみにリード選手は個性的な髪型をしていますが、こだわりがあるのですか? 「自分はずっと丸坊主で試合をしていたんだけど、どこかのジムで髪の毛を編んで後ろに束ねている選手を見つけたんだ。その時に『あの髪型はカッコイイな!』と思って、真似するようになった(笑)」 ──日本のファンに対してどんな試合を見せたいですか? 「とても緊迫した試合にはなるだろうし、ハイペースでドンドン試合が進んでいくと思う。日本のファンの前で寺田と戦えることを心から楽しみにしているよ。きっと寺田はもの凄く練習していると思うけど、俺もそれに負けないぐらい練習しているから、お互いベストを尽くしていい試合を見せたいね」
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