▼第15試合 ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級(53.5kg)タイトルマッチ 3分5R
×クンスックレック・ブームデックシアン(タイ/王者)
KO 2R
〇松田龍聖(大原道場/同級13位/挑戦者)
※松田が新王座に就く。
クンスックレックは現在タイで最も注目を集める選手で、なんと41戦負け無し(1引き分けを含む)の無敗記録を更新中。オームノーイスタジアム認定バンタム級王座、プロムエタイ協会スーパーフライ級&バンタム級王座、そしてラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座と4つのタイトルを獲得。4月6日にクマンドーイを破ってラジャのバンタム級王者になると、5月11日にはペットサイアムをKOして初防衛にも成功している。
対する18歳の松田は2021年8月8日にNJKFのリングでプロデビュー。ホーストカップを主戦場にし、2023年3月には滉大を破ってHOOST CUP日本スーパーフライ級王座を獲得。同年10月には、山田航暉に勝利し、12月のリティグライ・ゲーオサムリット戦では1RTKO勝ちを収めた。2024年4月の『RWS JAPAN』に初参戦すると、初のムエタイルールにも関わらず石井一成を苦しめ、ドローとなっている。戦績は11勝(4KO)1分無敗。
1R、クンスックレックは前蹴り、松田は左インローからのスタート。松田はクンスックレックの蹴り足をキャッチしてはコカしてみせる。さらにクンスックレックの攻撃を空振りさせて右を当てる。しかし、クンスックレックの右ミドル、右ミドルハイが評価されオープンスコアは10-9×3に。
2R、クンスックレックは松田のパンチに合わせて右ミドル。松田は命中精度の高い右ストレートをタイミングよく当てていく。スピードのある蹴りをテンポよく放つクンスックレックに松田はこれもタイミングよく左ボディを打つ。
そして、歴史的快挙の瞬間が訪れた。松田は左ボディを打つと右を打ち、もう一度右ストレート。これがもろに決まり、クンスックレックは豪快にダウン。そのまま立ち上がることが出来ず、松田のKO勝ちとなった。