▼第11試合 50.0kg契約 3分3R
〇竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム)
判定3-0
×ゲオナーカー・オーボージョーナコーンパノム(タイ)
竜哉は小学4年生でムエタイを始め、アマチュア時代は約100戦を経験して9本のベルトを巻いた。中1の時にタイでプロデビューを飾り、タイで試合(約20戦)・練習経験を積んで2018年4月に満を持して国内プロデビュー。いきなりWMC世界ピン級王座を獲得して世界王者となった。2019年7月にはタイでIBFムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦を制して日本人3人目の同世界王者となり、9月には同じくタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目の同スタジアム王者に。
2020年2月にKO勝ちでWPMF世界ミニフライ級王座を獲得。怪我で戦列から離れていたが、2022年12月に約1年ぶりの復帰戦で秒殺KO勝ちした。RWSでは12月にジャバド・モザファリ(イラン)にKO勝ち。2024年3月のコチャシット戦では判定負けしたが、4月のダイレクトリマッチでリベンジを果たした。前戦となった6月22日のRWSでは、クライジェーンレック・シットクライジェーンに1RKO勝ちした。戦績は36勝(13KO)8敗2分。
相手のゲオナーカーはギャットペットプロモーションのスターで、フィームー(テクニシャン)。
1R、両者スピードのある右の蹴りの蹴り合い。ゲオナーカーは時折右ハイキックを蹴る。左ミドルもスピードがあり、強い。竜哉は右ミドルを蹴り、飛び込んでの左ボディ。さらにゲオナーカーの右ローに右ハイキックを鮮やかに合わせた。オープンスコアは10-9×2で竜哉、10-9でゲオナーカーと竜哉がリード。
2Rもスピードのある蹴り合い。両者のハイキックが飛び交う。竜哉はハイやミドルを蹴りつつ、右ローを集中させていき、コーナーへ詰めたゲオナーカーに何度も右ローをヒットさせる。これに嫌そうな素振りを一瞬見せたゲオナーカー。竜哉はパンチを見せつつ右ローを命中させていった。OPスコアは10-9×3で竜哉。
3Rも右ミドルの激しい蹴り合いとなり、竜哉は相手の蹴り足をキャッチしてのミドル、パンチも繰り出す。ゲオナーカーはミドルで必死の反撃も竜哉はすぐに蹴り返す。ゲオナーカーは最後の望みを首相撲に懸けるが、竜哉は譲らず試合終了。
判定3-0で竜哉がラジャのタイトル挑戦絵h近付く勝利を手にした。