MMA
レポート

【ONE】体重超過のロッタンが判定勝ちで「武尊と戦いたい」、野杁がシッティチャイに無念の判定負け、平田樹がギロチンチョーク失神で3連敗。メインはタワンチャイがまたも辛勝でV3、マイキーが3年ぶりリベンジ、ケイド・ルオトロがMMAデビュー戦で一本勝ち!

2024/06/08 08:06

▼女子アトム級 5分3R
〇デニス・ザンボアンガ(フィリピン)2位
[判定3-0]

×ノエル・グランジャン(タイ/フランス)



 女子アトム級2位のザンボアンガは、元チームメイトでアトム級王者のスタンプ・フェアテックスに挑戦予定も、スタンプが半月板断裂手術により欠場。2023年4月のジュリー・メザバルバ戦での判定勝ち以来の試合となる。



 グランジャンはノーランカーの強豪。MMA5勝2敗で、黒星はDouble GFC女子ストロー級王者のキム・ソユル(8勝1敗)の三角絞めに一本負け。2024年5月の前戦で日本の澤田千優に判定負けを喫しているが、今大会で平田樹と対戦するビクトリア・ソウザには判定勝ちを収めている。女子アトム級の力関係が見えるサンボアンガ戦だ。



 1R、
ともにオーソドックス構え。左ジャブを起点にワンツーのザンボアンガ。グランジャンは左ロー、右を伸ばす。



 ワンツーを打ち込むザンボアンガ。かわすグランジャンは左の蹴りも遠い。ワンツーの右をかすめるザンボアンガは右をヒットも、グランジャンも右を返して、前足を足払いでこかすも深追いせず。



 すぐに立つザンボアンガは左ジャブから連打も近づいたグランジャンは首投げテイクダウン。しかし、頭を抜くザンボアンガはバックから両足フック。背後からパウンドし、リアネイキドチョークを狙う。


 
4の字ロックに移行からおたつロックに変えたザンボアンガはうつぶせになったグランジャンを絞めるがゴング。



 2R、
左ジャブを伸ばすザンボアンガ。グランジャンも左ミドル、左ローを当てる。ローを返すザンボアンガは、右ミドルハイ。長い左ジャブを伸ばす。



 グランジャンは左右を連打し前進。金網背負わせるも組まず。ザンボアンガの右ボディストレートに、またも近づき首投げを狙うグランジャンだが離れると、ザンボアンガのワンツーをかわす。



 圧力をかけるザンボアンガはワンツーの右。ザンボアンガの左ジャブを被弾するグランジャンに、左回りのザンボアンガ。右ミドルを掴んだグランジャンだが、ザンボアンガは足を抜く。



 左ボディを突くザンボアンガを詰めるグランジャンだがとらえきれず。詰めて首を掴み大外刈狙いも外すザンボアンガ。



 3R、
左ローのグランジャン。前手は遠い。左ハイのグランジャンだが、連打はザンボアンガ。ワンツーから右ローまで繋ぐ。ジャブの刺し合いで勝るザンボアンガ。グランジャンは左ハイをガード上に。しかしザンボアンガも右ミドルハイ。グランジャンの突進をさばいてワンツー。



 グランジャンは左ミドルを当てるが単発。ザンボアンガのワンツーの右を被弾する。バランスを崩したグランジャン。立ち上がり右を放つが、左の外に回るザンボアンガ。なおも詰めて組むが、切るザンボアンガは右ロー。さらにジャブ・ロー。



 グランジャンは詰めて触るがクラッチまで行けず。右前蹴りも当てるザンボアンガは左から右バックフィストは空振り。



 ジャブにアゴが上がるグランジャンは右オーバーハンドもかわすザンボアンガは右ストレート、シングルレッグの動きも見せて、マタドールのごとく左回りでジャブを突き、ゴング。



 判定は3-0で2位のザンボアンガが勝利。同じくグランジャンを判定で下した3位澤田千優とのマッチアップは実現するか。1位にはハム・ソヒも控えている。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント