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【ONE】体重超過のロッタンが判定勝ちで「武尊と戦いたい」、野杁がシッティチャイに無念の判定負け、平田樹がギロチンチョーク失神で3連敗。メインはタワンチャイがまたも辛勝でV3、マイキーが3年ぶりリベンジ、ケイド・ルオトロがMMAデビュー戦で一本勝ち!

2024/06/08 08:06

▼第1試合 バンタム級 ムエタイ 3分3R
〇ジョハン・エストゥピニャン(コロンビア)
[判定3-0]

×ザファー・シャイック(トルコ)



 エストゥピニャンは3月の『ONE Friday Fights 64』で大森弘太(弘・センチャイジム)に初回27秒でKO勝ちしての本戦デビュー戦。アマチュアムエタイのIFMAで金メダル。戦績は23戦全勝で、MMAでも1勝1敗の戦績を持つONE期待のニューフェイス。


 シャイックは3月の『ONE 166』でウラジーミル・クズミンに判定負けしての連続出場。テコンドー黒帯。


 1R、まさに「躍動する」という動きを見せるエストゥピニャンはサウスポーから左ミドル、前蹴り、左ストレート。オーソドックスになって左アッパーのフェイントから右ロングフックを打ちぬくとダウンを奪う。シャイックはヒザ蹴りに右フックをもらって2度目のダウン。シャイックは右ストレートのカウンターを狙うが、エストゥピニャンは左右に構えをスイッチして異常に伸びるストレートを当てていく。シャイックはクリンチでこのラウンドをしのいだ。


 2R、サウスポーのエストゥピニャンはジャンピングハイキック、蹴りをキャッチしたシャイックに左フックを連打する。伸びる左ストレートから右ハイキック、シャイックはあくまでも冷静に右ミドルのカウンターを蹴る。一気に距離を詰め、なおかつ伸びるパンチを打つエストゥピニャンにシャイックはジャブを突いていく。


 3R、蹴りからパンチ、パンチから蹴りへとつないで前に出るエストゥピニャン。右アッパーから左ストレート、左右フックと強打を見せる。そして左ボディストレートから右ボディを打つとシャイックは後退。すかさずボディにパンチを集中させるエストゥピニャン。シャイックはほとんど手が出なくなったが、ヒジを狙う場面も。残り10秒、シャイックが意地で左右の連打を繰り出して前に出た。


 スイッチの多用と左右どちらでも強い攻撃が出せ、なおかつ変則的なリズムでパンチと蹴りをつないでくるエストゥピニャンが判定3-0で勝利し、24連勝をマークした。

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