キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】K-1勢が大活躍、古宮晴が初回TKO勝ちで新王者に。啓斗が松山瞬に、佑典が山川賢誠をTKOして王座決定戦へ

2024/06/06 22:06

▼第4試合 DEEP☆KICK-49kg契約 2分3R
◯Ayaka(NJKF健心塾)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×夢空(Croire)


 かつて宮﨑小雪(TRY HARD GYA)や伊藤紗弥(尚武会)を破った実績を持つAyakaが1年半ぶりに復帰戦に臨んだ。かつては美少女っぽい出で立ちで一部のマニアから熱い視線を注がれたAyakaも23歳。すっかり女性っぽくなったが、リングインする前にはセコンドに「神奈川と金沢と香川の差がわからない」と呟くなど、トンパチぶりは相変わらず。案の定、試合のブランクが響いたのか、試合開始されても動きは固い。


 それでも、CROSS×OVER3戦全勝の実績を引っさげDEEP☆KICKに乗り込んできた夢空が前に出てくるタイミングに右フックを合わせると、試合の勘が戻ってきたのだろう。得意の右で試合のペースを掴む。


 2R、試合の流れを変えたい夢空は積極的に前に出るが、Ayakaはカウンターのワンツーを合わせ、相手に付け入る隙を与えない。その後完全に自分のリズムに乗りかけたが、この日はスタミナがいまひとつ。3Rには痛烈な右で夢空のアゴを上げる場面もあったが、倒すまでには至らなかった。


 スコアは3-0でAyakaの完勝ながら、課題が少々残る復帰戦となった。スタミナを十分つけたうえでの復帰2戦目に期待したい。敗れた夢空もフィジカルに優れ、フレーム(骨格)も大きいだけに今後期待できる選手だ。

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