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レポート

【RIZIN】鈴木千裕が金原正徳に初回TKO勝ちでフェザー級王座初防衛、バンタム級転向の牛久に太田が完封勝利、日韓対抗戦・スーチョルが中島にTKO勝ち、神龍が一本勝ちで「扇久保先生を超えます」、倉本がジヨンとの死闘制す、ベアナックル篠塚がKO勝ち、高木が西谷を初回KO

2024/04/29 15:04

▼第1試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
〇高木 凌(パラエストラ八王子)
[1R 4分4秒 TKO]

×西谷大成(JAPAN TOP TEAM)



 千葉県出身・24歳の高木は、PANCRSEフェザー級1位。プロMMAデビューから得意の右ストレートで3試合をフィニッシュする怒涛の4連勝も、2022年12月の新居すぐる戦でアームロックを極められ初黒星。





 その後、遠藤来生、中田大貴を相手にTKO勝ちで再起も、2023年10月の『RIZIN LANDMARK 6』でビクター・コレスニックに判定負け。RIZIN2戦目で再起なるか。MMA6勝2敗。



 岡山県出身で「朝倉未来1年チャレンジ1期生」の27歳・西谷大成はプロMMA6勝6敗のイーブン。2020年のDEEPデビューから白星と黒星を繰り返してきたが、2022年9月のTATSUMI戦、2023年5月の高野優樹戦で初の連勝。2023年6月の『RIZIN.43』でRIZIN初参戦も、跳びヒザ蹴りを鈴木博昭に迎撃されて1R TKO負け。今回が再起戦となる。



 メインの鈴木千裕とタイ合宿を積んできた高木。西谷のセコンドにはタイの別ジムで西谷と練習した朝倉未来がつく。



 1R、
サウスポー構えの西谷。オーソの高木。静かな立ち上がり。右外足を取る位置取りで先に圧力をかける西谷が左インロー。高木は右ストレートから右の蹴りも出す。



 西谷は左ストレートを当ててダブルレッグもロープ際で右で小手巻き、バックは許さず。正対して小外がけテイクダウンは高木も両者すぐに立つ。



 スタンド。ジャブから右を突き、右ハイの高木。西谷はそこに左を狙う。ともにインロー。左を見せてコーナー背にさせシングルレッグは西谷。



 右小手で投げる高木にスクランブルからバック狙いの西谷。突き放す高木はスタンドで、右ハイをガード上に。右ストレートを当てて前に出ると、西谷に向かい挑発して、左ジャブを出して、西谷の打ち返しを誘い込みながら右ストレート! 西谷が前のめりに倒れて、レフェリーが間に入った。



 見事、得意のカウンターを当てた高木は試合後、「こんな景色を見れるなんて……自分は19歳でMMAを始めてRIZIN目指して、自分を知らない人がこんな盛り上がってくれて。自分は1人じゃなくて応援するみんなと戦いました。西谷くんがいたから、こんなに見てもらえたと思うし、また西谷くんもDEEPで頑張ってRIZINでもやったら、ズレてると言われなくなる。応援、ありがとうございました。千裕、勝ったぞ!」と語った。

 BreakingDown含め、3試合連続KO・TKO負けの西谷はダメージの蓄積が懸念される。



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