【RIZIN】西谷大成、師匠の朝倉未来から「こんなに教えてくれるんだってくらい教えてもらいました」「BreakingDownで負けた時に“もうRIZINに出られない”と思った」

　2024年4月29日（月・祝）東京・有明アリーナ『RIZIN.46』に出場する全選手の個別インタビューが、27日（土）都内にて行われた。 　第1試合のRIZINフェザー級（66.0kg）5分3Rで高木凌（パラエストラ八王子）と対戦する、西谷大成（JAPAN TOP TEAM）は「自分が勝つパターンをいろいろ考えながら、いろいろな夢を見ながら毎日生活していますね」と現在の心境を語る。 　JAPAN TOP TEAMになって練習環境が変わったことで「僕が変わったというよりは新しいジムになって、練習環境も打撃やレスリングを強化したりとかやるべきことが自然に出来るようになったので、自分的にはプラスになっています」と環境の変化は大きいとした。「約1年ぶりの試合なので、しっかりやらないとなって自覚と自信はありますね」と、懸ける気持ちも大きい。 　対戦する高木については「打撃が凄く強い選手なので、そこだけ気を付けて自分のいいところを出して完封勝利するしかない」とし、「夢で何回もやっているんですが、上手くいく時と行かない時もあってどうするか悩み中でもありますね」と夢の中でもイメージトレーニングしているが、「昨日の夢は負ける夢を見ました。でも、どういう風に負けるか分かっていないと勝てない…と綺麗事を言わせてもらっていいですか(笑)。負けるのを想像したのは今回が初めてかもしれないですね。そこも含めて注意する点は分かっているんだと思いますね」と、自分が負けるパターンも想定できているとした。 　仮想・高木の相手を用意しての練習も「もちろんやってますよ。この構え（高木の構えの真似）でね。そういう選手にはそういう選手の戦い方があると思う。自分はフェザー級では小さい方なので、大きい選手とばかり練習しているのでそこは大丈夫かなと思います」と自信ありそうだ。 　試合前には、師匠の朝倉未来らと共にタイのバンタオ・ムエタイ＆MMAでファイトキャンプを行った。ビリー・ビゲロウコーチの紹介のレスリングコーチのパーソナル指導でレスリングを強化してきたという。 　タイ合宿の成果はあったかと聞かれると「成果は試合に勝たないと出ないでしょう」と笑い、「誘ってもらってメンタル的にも身体的にも復活できたので、僕の中で必要だったし、試合に勝って必要だったって言いたい」と、無駄な経験にはしたくないとする。 「主にレスリングをメインでやってきたんですけれど、ビリーの知り合いのコーチに教えてもらってレスリングの細かいことをやって、ムエタイで締めた感じです。何より日本と違って誘惑が少ないので練習に打ち込みたい期間でした。 打撃と言ってもムエタイだから距離が近いので、しっかり最初はレスリングですね。レスリングをみっちり練習しているのでレスリングを見せたい。高木選手はビクター・コレスニックにテイクダウンディフェンス出来ていたので、俺なら倒せるぞってところを見せたいです。 　ぶっちゃけ、打撃で行ってもそんなに差はないのかなと思うけれど、リスクを冒さないために組みで行こうかなと思います。気を付ける点は分かっているのでそれだけです。コレスニック戦では背中を付けられてなかったので、背中を付けられたらどういう動きをするか、楽しみですね」とレスリングの攻防＆テイクダウンに自信を見せた。 【写真】対戦する高木と行った公開練習にて顔を合わせた（C）RIZIN FF　今回、師匠の朝倉からは「細かくは言えないですけれど、意外と真摯に凄い教えてくれたんですよね。ビックリしましたから。こんなに教えてくれるんだってくらい教えてもらいました」と、かなり多くのアドバイスがあったという。 　セコンドにも「申請はしてるんですけれど何かの用事と被れば来れないけれど、あんなに教えてくれたんだから来てくれるでしょう。心強いですね。一緒に生活して来たので。（白川）陸斗さんもおるし」と、加わってくれる予定だという。 　この試合は当初3月に行われる予定だったが、西谷がBreakingDownでKO負けを喫したために今大会に延期となった。西谷は「僕の中ではBreakingDownで負けた時に“もうRIZINに出られない”と思ったので、絶望してからの1カ月後なので背水の陣じゃないけれど、甘い部分もあるかもしれないけれどもう一回懸けられるんだって思いました」と、もう一度チャンスが巡ってきたと捉えている。 　第1試合だが「何番目でもいいです。一番盛り上がったなって言われるように頑張りたいです。前みたいに飛びヒザが出るかは分からない(笑)。負けて盛り上げるはもうないです」と、勝って一番盛り上げたいとし、7月の『超RIZIN.3』出場も「もちろん狙って行きたいです。ここは絶対に勝ちたい試合です。全部勝ちたいですけれどね(笑)。負けていい試合なんてないので」とした。 　また、今後については「この試合後は、まだ決まってないけれど海外の方に（朝倉）海さんとヒロヤも行っていたので、俺たちも行こうかなって話が出たり出なかったりしています」と、朝倉海とヒロヤが練習を行ったラスベガスUFC PIに行く計画があることを明らかにした。