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レポート

【Krush】K-1×Krushは3勝1敗でK-1が勝利。塚本が大健闘もゴンナパーの牙城崩せず、Krush王者・稲垣柊が林健太を破る番狂わせ、佐々木大蔵がKO勝ち、体重超過したシジュンがKO勝ち

2024/04/28 18:04

▼第5試合 K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ(1) 3分3R延長1R
〇ジン・シジュン(韓国/チームサイコピットブルス/K-1選抜)
KO 1R 2分48秒 ※右フック
×FUMIYA(E×F/Krush選抜)


 シジュンは“コリアン・サイコ”の異名を持つ韓国トップファイター。2023年7月の両国K-1大会に初参戦し、不可思と引き分けている(偶発性のバッティングで負傷、続行不可能となり、3R途中までの判定1-1ドロー)。KTKアジア ウェルター級王者、大韓キックボクシングCKSミドル級王者、TAS7チャンピオンシップ優勝の経歴を持ち、戦績は20勝(10KO)8敗2分。


 FUMIYAは水泳でジュニアオリンピックに出場し、陸上でも関東大会出場を果たしたフィジカルエリート。2021年8月29日の『Bigbang』で第7代Krushウェルター級王者・山際和希との再戦を初回KOで返り討ちにしたが、9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」では1回戦で野杁正明にKO負け。2022年1月のBigbangでも小川健晴にKO負けを喫したが、7月の佑悟戦でKOで再起。2023年4月の佑悟とのリマッチではバックハンドブローでKOも、有効箇所ではない部分が当たっていたため反則負けとなったが、8月の近藤魁成戦では右カーフキックで初回KO勝ちしてみせた。戦績は11勝(11KO)12敗。


 前日計量でシジュンは契約体重-65.0kgから250gオーバーでクリアすることができず、減点1から試合開始。FUMIYAは8オンス、シジュン10オンスのグローブを使用、ファイトマネーから20%減額。


 1R、シジュンは右ハイ空振りからバックハンドブロー、さらに右ストレートとつなぐ。FUMIYAは右ロー、左ミドル、左右カーフでじっくりと攻めていく構え。徹底して左右のカーフを蹴っていくFUMIYAはジャブも当てる。ジャブとローで上手く試合を進めていたFUMIYAだが、ロープを背負ったところでシジュンが右フックを振り抜いて一発でダウンを奪う。


 立ち上がったFUMIYAへ襲い掛かるシジュンは連打から、コーナーに詰まったFUMIYAへ右フック。豪快なKO勝ちを飾った。


 シジュンはマイクを持つと「体重オーバーして対戦相手に申し訳なく思っています。でも、これがKrushですよね。試合毎に怖くて緊張しています。でもいい試合が出来たと思います。ちょっと足が痛いです」と話した。

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