▼第6試合 K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ(2)3分3R延長1R
〇佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1選抜)
TKO 1R 2分19秒 ※セコンドからのタオル投入
×寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB/Krush選抜)
佐々木は2008年にK-1甲子園でベスト8入り、同年5月にプロデビューし、2016年にKrushライト級王者(2度防衛)となった。2018年11月の「第3代K-1スーパー・ライト級王座決定トーナメント」では準優勝。2020年2月にはスーパー・ライト級王座を奪取し、2階級制覇に成功。同王座は3度の防衛に成功して返上した。2022年9月のK-1スーパー・ライト級タイトルマッチでは王者・大和哲也に敗れて王座奪取ならず。2023年3月のRISEとの対抗戦では白鳥大珠に判定負け、6月のパコーン戦でも延長Rで判定負けと3連敗中。戦績は32勝(7KO)20敗1分。
寺島は極真空手と伝統派空手を学び、2019年4月にKrushでプロデビュー。4戦無敗で2020年3月のK-1に出場し、山崎秀晃に挑んだがKO負けで初黒星を付けられた。2021年11月には第7代Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人にも勝利して、2022年6月に第8代王者・佐々木大蔵に挑戦したが3R TKO負けで王座奪取ならず。2023年1月・4月の「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」では準決勝で稲垣柊にKO負けを喫した。前戦は11月にFUMIYAを初回KO。戦績は8勝(4KO)4敗。
1R、寺島が左ハイで先制。佐々木は距離を詰めると飛び込んでの左フックをヒットさせる。佐々木が右ロー、寺島は右カーフ。寺島は飛び込んでの右ストレートを放つ。佐々木は距離を詰めると左右フックで寺島ごグラつかせ、ロープを背負う左フックからの右で寺島をダウンさせる。寺島のセコンドからタオルが投入され、寺島は立ち上がったものの崩れ落ちた。
「ただいま!」と叫んだ佐々木。「10連勝からの3連敗、凄く暗闇の中というかそんな1年半だったんですけれど続けてきてよかったなと思う」と涙を流す。「支えてくれた家族、応援団、スポンサー、たくさんの力で生きてこれた。本当にいつもありがとう」とお礼を言うと、「今日の結果で9月K-1のトーナメントつかめるんじゃないかなと思うので、今に満足することなく地道にコツコツまた積み上げていく。俺は一人じゃ生きて生きていけないのでこれからも佐々木大蔵のサポートよろしくお願いします」と語った。
佐々木は試合後、「直前までいってK-1のベルトを巻けなかったので、想いがさらにK-1のベルトへのこだわりが強くなっていて、そこで巻くまではまだまだ終わらないぞって気持ちでいっぱいです」と、開催予定のK-1スーパー・ライト級トーナメントへ向けて意気込んだ。