キックボクシング
レポート

【GLORY】クワジが絶対王者セメリアをKO、ラジャブザデが一撃KOでGP参戦表明、ミドル級最強ブガネムがTKO勝ち、ラドウーニがわずか42秒でTKO勝ち、トゥーレがグランプリ出場権を獲得・サッコが55秒の衝撃KO!

2024/04/28 03:04

▼第5試合 ウェルター級 3分3R
〇ソフィアン・アブデルカラク(モロッコ)
判定5-0 ※29-28、30-27×4
×シリル・ベンザケン(フランス)

 フランスのスター、ベンザケンはGLORY復帰戦で、代打出場のアブデルカラクとウェルター級3分3Rで対戦。

 ベンザケンはパリ・ドーフィーヌ大学で経営学位を取得し、2014年にマーケティングの修士号を取得し、2015年には修士号を取得。14歳でムエタイを始め、2012年にプロデビューするとその年にキックボクシングでフランス王者、翌年にはムエタイのフランス王者となった。さらに2013年にヨーロッパ王者、2014年にWMF世界王者、2015年にはISKA K-1ルール世界王者となって同年にGLORY初出場を果たした。モデルとしても活躍し、2019年にはキックボクサーとしては初めてEVERLASTのアンバサダーにも就任。57勝12敗3分。

 アブデルカラクはGLORYのリアリティショー『ハウス・オブ・グローリー』出身の選手で3勝(2KO)1敗1分。ニックネームは“ヒットマン”。

 1R、両者とも蹴りから入り、アブデルカラクは右ローを多用。アブデルカラクはジャンプしての左ミドルも放つ。アブデルカラクがサウスポーになるとベンザケンは右ミドルを連打していく。アブデルカラクは右ロングフックを伸ばしていき、ヒザに繋ぐ。ベンザケンは右ストレート。オープンスコアは10-9×5でアブデルカラク。

 2R、さらに圧をかけていくアブデルカラクをパンチで押し返すベンザケン。しかし、すぐにアブデルカラクが前へ出て右ローを蹴っていく。ベンザケンはジャブを突き、ステップを踏んでアブデルカラクの蹴りをかわしていく。アブデルカラクの鼻血でドクターチェック。再開後も前へ出るのはアブデルカラクでベンザケンは右ミドルを蹴っていく。アブデルカラクは止まらずストレートを繰り出す。OPスコアはアブデルカラクが10-9×4、ベンザケンに10-9。

 3R、ジャブを突くベンザケンにアブデルカラクもジャブを返す。ベンザケンがジャブで前に出てくると右フックを思い切り振り抜くアブデルカラク。思い切りのいいパンチを放つアブデルカラクは空振りも多いが、前へ出て攻めている感はある。ポイントでリードされているベンザケンは倒しに行く様子もなく、試合終了のゴングを聞いた。

 判定5-0でアブデルカラクがキャリアでかなり差のあったベンザケンを破った。

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