▼第6試合 ライトヘビー級 3分3R
×モハメド・アミン(モロッコ/同級5位)
判定2-3
〇パスカル・トゥーレ(フランス/同級9位)
いつもエキサイティングな試合を見せるGLORY世界ライトヘビー級9位トゥーレが元タイトルコンテンダーの同級5位アミネとライトヘビー級3分3Rで対戦する。
トゥーレはフランスを主戦場にし、2021年12月にはフランスで行われたK-1ルールの-95kgトーナメントで準優勝。2023年2月の前戦では『ムエタイ・ファクトリー』で元GLORYライトヘビー級王者アルテム・ヴァキトフと対戦して判定で敗れている。GLORYには2023年9月に初参戦し、ステファン・ラテスクに判定で敗れた。戦績は18勝(6KO)6敗。
アミンは2023年4月にGLORYデビューを判定勝利で飾り、Enfusionでは2勝1敗。MMAファイターとしても活躍しており、2023年3月25日の『PFL』にも出場している(判定負け)。MMA戦績は5勝2敗。2023年6月にアベナ欠場を受け、試合中止から12時間後に代役として抜擢されタリク・カバベとGLORY世界ライトヘビー級暫定王座決定戦を争ったがKO負け。戦績は29勝(16KO)6敗。
この試合は6月8日に開催が決定した『GLORYライトヘビー級グランプリ』の予選として行われる。
1R、長身のトゥーレは前蹴り、右ストレート、接近するとヒザ。アミンは圧をかけて前に出て右カーフ。トゥーレはサウスポーにスイッチする場面も。アミンの右カーフに大きく足が流れるトゥーレ。飛び込むような右アッパーをヒットさせたトゥーレは右フックで前に出るが、ラウンド終了。オープンスコアは10-9×4がトゥーレ、10-9がアミン。
2R、組み付いたトゥーレはアミンを投げるようにしてマットに叩きつける。トゥーレはワンツー、アミンは両腕ブロックから右カーフ。トゥーレは右アッパー、バックハンドブローを見せるがいずれも空振り。ワンツーを打つアミンはコツコツと確実に当てている印象。OPスコアは10-9×3でトゥーレ、10-9×2でアミン。
3R、アミンは左フックで前に出るが、トゥーレは飛びヒザから組み付いてまたもアミンを投げ捨てる。アミンの右カーフで大きくバランスを崩すトゥーレ。しかし、トゥーレはステップを踏む。ジャブを打つトゥーレにアミンもパンチを返すが両者とクリンチが増える。アミンは逆転の一打を放つことなく試合終了。
判定は3-2の接戦となり、トゥーレが勝利を収めグランプリ出場権を獲得。「とても歯ごたえのある相手だった。6月のグランプリで会いましょう」と話した。