▼第9試合 ライトヘビー級 3分3R
〇バフラム・ラジャブザデ(アゼルバイジャン)
KO 3R 0分21秒 ※右ストレート
×ケビン・オマール(フランス)
コ・メインではライトヘビー級3分3Rでラジャブザデがライトヘビー級に転向し、パリ在住の強打者オマールと対戦する。
ラジャブザデは4年ぶりのGLORY復帰戦となった2023年5月、ルイス・タバレスを1Rで右ハイキックKOし、存在感を示した。8月のグランプリ予選トーナメントではモハメド・アミンにTKO勝ち、ユルジェンダルに判定勝ちで優勝。2024年3月のGLORYヘビー級GPでは1回戦で元GLORY世界ヘビー級暫定王者タリク・"クッキー"・オサロを破る番狂わせを演じたが、準決勝でレヴィ・リグターズに敗れた。戦績は66勝(58KO)2敗。
オマールはMMAファイターで9勝4敗1無効試合。近年は『UAE Warriors』を主戦場にしている。キックボクシングでフランス王者に2度、散打でフランス王者に5度輝いているという。GLORYではこれがデビュー戦となるが、GLORYによればキックボクシング戦績は33勝(7KO)4敗。
1R、オマールがジャブで先制。ラジャブザデは右ロー。ラジャブザデは左右フックの連打から飛びヒザ、さらにヒザを見舞っていき、最後は右ハイキックでダウンを奪う。再開後、詰めていくラジャブザデが右ハイキックからヒザ蹴りの連打。“来いよ”と手招きして挑発し、わざとオマールのパンチを額で受ける。ジャブを突くオマールにラジャブザデは左右フックを思い切り空振り。もう一度キャッチからのヒザを見舞う。オープンスコアは10-8×5でラジャブザデ。
2Rも左右フックを豪快に振り抜くラジャブザデ。オマールはジャブから左フック。ラジャブザデは一発を狙っているのかジャブを突いて下がるラジャブザデ。しかし首相撲に捕まえると飛びヒザを繰り出す。オマールが飛びヒザ蹴りを放った直後、かわしたラジャブザデは左右フックを見舞っての右ハイでこの試合2度目のダウンを奪う。首相撲からの飛びヒザで追い打ちをかけたラジャブザデだが、すぐにラウンド終了に。OPスコアは10-8×5でラジャブザデ。
3Rが始まってすぐ、ラジャブザデが左フックを見せておいての右ストレートを打ち抜き、一発でKO勝ちを飾った。ラジャブザデはマイクを持つと「とてもいい試合だった。オマールには強くなってもらって、いつかまた戦ってほしい。俺がグランプリで優勝してやるよ」と、6月8日に開催が決定した『GLORYライトヘビー級グランプリ』参戦に名乗りをあげた。
Lights out in Paris! #GLORY91 pic.twitter.com/9EZKQY2E3b
— GLORY Kickboxing (@GLORY_WS) April 27, 2024