キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】龍聖が川上叶に判定勝ち、直後に山田彪太朗が対戦要求。壱が負傷判定で王座奪還、重森陽太がダウン応酬の末に判定勝ち、渡部太基が激闘KO、鈴木万李弥が延長戦で勝利をもぎ取り歓喜の号泣、ペッカデイが終了直前に執念のKO勝ち

2024/04/27 18:04

▼第5試合 KNOCK OUT-RED -66.0kg契約 3分3R延長1R
〇ペッカデイ・クンクメール(カンボジア)
KO 3R 3分00秒 ※右フック
×柴田真吾(=真吾YAMATO/大和ジム)


 柴田は2015年2月デビュー。183cmの長身を利した攻撃を得意とし、2021年11月にNJKF暫定王座に就いた。2022年7月には新日本キックに乗り込み、重森陽太を左ヒジでダウンさせ、出血でドクターストップに追い込んで番狂わせの勝利を奪っている。2023年2月から『ONE Friday Fights』に参戦し、初戦は判定で敗れたが3月の2度目の参戦では日本人初の「ONE Friday Fights」立ち技勝利を収めた。9月の3度目の出場ではKO負けを喫し、2024年2月のNJKFではジャムワンスックに判定負けを喫した。


 ペッカデイはカンボジアのムエタイ=クンクメールの選手で、戦績は74勝(25KO)11敗3分。


 1R、組んでくるペッカデイを首相撲で大きく振り回す柴田。ペッカデイがヒジで前へ出てくると逆にヒジをお見舞いする。右フックで前へ出るペッカデイに柴田は左の縦ヒジとジャブ、さらに右ヒジを叩きつけるがペッカデイは怯まず前へ出る。


 2Rもどんどん前へ出るペッカデイは右ローを連打。柴田はジャブと右ローで止めにかかるが、ペッカデイは構わず右ストレート、右ヒジで前へ出ていく。柴田のヒジにも怯まない。ヒジの打ち合いから柴田はヒザを突き刺すがペッカデイは右フック。柴田は突進してくるペッカデイへ左ミドルからの左ハイ。それでもペッカデイは全く怯まず突進を続ける。


 3Rも前に出るペッカデイだが近付くと組みが増えてきた。組んでも柴田を抑えつけるだけとなり、柴田は振り回してヒザを蹴る。ジャブを突く柴谷右/取れtpから組み付くペッカデイ。しかし、ペッカデイが左フックを出そうとしたところへ柴田の右がさく裂、ペッカデイは大きくバランスを崩す。柴田が左ミドルを蹴りながら下がり、それを追うペッカデイ。柴田がロープを背負ったところでペッカデイがまた組み付くかと思われたところで、飛び込んでの右フックがクリーンヒット。



 柴田はバッタリと倒れ、ペッカデイの試合終了直前のKO勝ちに。ペッカデイは泣いて喜び、大きな拍手を浴びた。

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