キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】龍聖が川上叶に判定勝ち、直後に山田彪太朗が対戦要求。壱が負傷判定で王座奪還、重森陽太がダウン応酬の末に判定勝ち、渡部太基が激闘KO、鈴木万李弥が延長戦で勝利をもぎ取り歓喜の号泣、ペッカデイが終了直前に執念のKO勝ち

2024/04/27 18:04

▼第9試合 スーパーファイト KNOCK OUT-RED -62kg契約 3分3R延長1R
〇重森陽太(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDライト級王者)
判定3-0 ※28-26×2、28-25
×セーンダオレック・Y'ZDジム(タイ/Y'ZDジム/元タイ国イサーン地方王者)


 重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレックから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者にも輝いた。


 2023年2月、悲願であったラジャダムナンスタジアム王座に挑戦したが、判定負けで奪取ならず。その後は所属をEight Weaponsに変えて8月のKNOCK OUTに参戦したが、バットマンに判定負け。11月にオープンフィンガーグローブ戦に初挑戦し、ルンペットを2RでTKOに破った。2月にはRWS JAPANに参戦もサミンデットに判定負けを喫している。戦績は39勝(18KO)9敗6分。


 今回対戦するセーンダオレックは21歳にして160勝35敗5分と200戦の経験を持つサウスポー。現在は日本のY'ZDジムでトレーナーを務めながら、12日に行われた『スック ワンキントーン』で勝利している。山口元気代表は「好戦的な選手。前回もオファーしていた。日本向きのガンガン来るファイターでかなり面白いんじゃないかなと思っています」と評した。


 1R、前へ出てくるセーンダオレックに重森はジャブを突いて回り込み、セーンダオレックの左ミドルをかわしての右ミドルをヒットさせる。セーンダオレックは左ミドル、重森は右ミドルの蹴り合い。ラウンド終了間際、セーンダオレックの左ミドルに重森が左フックを合わせ、右をフォローしてダウンを奪う。


 2R、重森は右ミドルからの左フック、セーンダオレックが前へ出てくると左を引っかけるようにして回り込む。セーンダオレックは左ミドル。重森は右ヒジを繰り出して前へ出ると左フックでダウンを追加する。重森は右ボディストレートを打つが、そこへセーンダオレックの左フックをカウンターでもらってダウンを喫する。一気にラッシュをかけるセーンダオレックだったが重森はゴングに救われた。


 3R、セーンダオレックは力強い左ミドル、重森も右ミドルからワンツー。前蹴りを連発するセーンダオレックに重森は右ミドル。ガードの上から右ハイを叩き込み、ワンツー・左フック。前へ出るセーンダオレックにはボディへヒザを突き刺す。


 判定は3-0で重森が勝利。セーンダオレックの逆襲を許さなかった。

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