キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】龍聖が川上叶に判定勝ち、直後に山田彪太朗が対戦要求。壱が負傷判定で王座奪還、重森陽太がダウン応酬の末に判定勝ち、渡部太基が激闘KO、鈴木万李弥が延長戦で勝利をもぎ取り歓喜の号泣、ペッカデイが終了直前に執念のKO勝ち

2024/04/27 18:04



▼第1試合 KNOCK OUT-BLACK女子アトム級 3分3R
〇Kiho(KNOCK OUT GYM調布)
判定3-0 ※30-28×2、29-28
×KAI(フリー)


 Kihoはアマチュアで20戦以上を経験。2020年12月の『KROSS×OVER』でプロ初のKO勝ちを飾ると、2021年2月からKrushに参戦したが5敗4分で白星をあげることが出来なかった。前回の試合は2023年8月の末松晄戦で引き分けとなっている。今回からジムを移籍、心機一転してKNOCK OUTのリングで再出発する。戦績は3勝(1KO)6敗4分。


 KAIは空手をベースとするMMAファイターで2014年からDEEP JEWELSに参戦。MM戦績は5勝6敗。2021年8月にK-1グループの『Krush』に初参戦するとC-ZUKAに延長R判定2-1で惜敗、11月にはYuka☆に判定負け、2022年6月にはケイト・ウィラサクレックに判定負け、2023年4月にチャン・リーに判定負けと4連敗中。キックボクシング戦績は1勝5敗となっている。


 1R、左インローを蹴って右ストレートを狙い撃ちするKiho。KAIは前へ出て右ローを蹴って左右フックも距離が合わない。Kihoは前蹴り、右ミドル、右ローと蹴っては右ストレート。KAIが前に出てくるとその分下がって距離を作り、蹴りからパンチのKiho。KAIは右フックを繰り出す。


 2R、Kihoはジャブから右ストレートを真っ直ぐ伸ばしてヒットを奪う。詰めようとするKAIへパンチを浴びせ、KAIの右フックを空振りさせて右ストレート。KAIは左右フックと右アッパー。Kihoは打ち合いには応じず、距離をとってジャブと右ストレート、右ミドルをしっかり当てる。KAIはもらっても怯まず前へ出て左ボディから左フック。しかし、Kihoがパンチをどんどん当てていく。


 3Rも前に出るKAIが左ボディと右ストレート、Kihoは下がりながらジャブを当てていく。両足をテーピングでグルグル巻きにしているKihoだが、前蹴りやローを蹴っていく。ワンツーで前へ出るKAIの気迫に押されるKihoだが最後は右ストレートで打ち返す。KAIは右フックを強振、右のカウンターでKihoは下がるが最後は打ち合った。


 判定は3-0でKihoが勝利。連敗を脱出し、勝ち名乗りに笑顔を見せた。

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