▼第7試合 KNOCK OUT-BLACKウェルター級 3分3R延長1R
〇渡部太基(TEAM TEPPEN)
KO 2R 1分42秒 ※左フック
×CAZ JANJIRA(Team JANJIRA/NKBウェルター級王者)
渡部は藤原ジム所属として2006年3月に全日本キックでプロデビュー。Krush、M-1、REBELS、RISEなど様々なリングで活躍し、2011年1月にトーナメントで優勝して初代WPMF日本ウェルター級王者となり、2016年1月にはKrush同級王座を奪取。RISEのウェルター級王座決定戦にも2度挑んでいる。2019年7月の『RIZIN,17』でHidekiに判定2-0で敗れると引退を示唆したが、2021年11月に2年半ぶりに復帰。2022年9月には初代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定戦に臨んだが良太郎に敗れた。前戦は2023年3月にスアレックに判定負け。戦績は24勝(13KO)29敗2分。
CAZは4月20日のNKBで試合をしたばかりだが、大会2日前の緊急オファーを受けてリングに立つ。
サウスポーの両者。1Rが始まると同時に前へ出て左ローからパンチを繰り出す渡部。CAZも左ストレートを繰り出す。CAZの左ミドルに左ローを返す渡部。ワンツーの連打をヒットさせて前へ出るCAZだが、渡部も負けじと左フックを打ち返して押し返す。パンチで攻める渡部にCAZもパンチで応じる。
2Rも早速前に出る渡部にCAZも打ち合いに応じる。CAZが前蹴りから左ストレート。CAZの左ストレート、右フックをもらう渡部だが左フックでグラつかせる。打ち合いの中、渡部が飛びヒザ蹴り、さらにもう一度ジャンプして飛びヒザを見舞うとCAZはダウン。すかさず打ち合いに行った渡部が左フックを直撃し、会心のKO勝ちを収めた。
渡部はマイクを持つと「判定ダメだよ、ノックアウトじゃなきゃ!」とゲスト解説の五味隆典の名セリフを引用。「直前で相手が変わったり、バタバタしていたんですが対戦を受けてくれたCAZ選手漢気に感謝します。パパ勝ったよ。今年はラストイヤーなのでどんどん試合をしていきたいと思います。次、6月23日代々木で。来てくれますか。お財布も大変だと思いますが僕の身体も大変なのでぜひ見に来てください。今年1年突っ走ります」と宣言した。