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【UFC】ペレイラが左フック一閃! 王座防衛「ヘビー級でも戦いたい」。ウェイリーが2度目の王座防衛、BMF王座戦は残り1秒でホロウェイがゲイジーをKO、ツァルキヤンがオリベイラに判定勝ち、プロハースカがTKO勝ち、フェザー級転向スターリングが判定勝ち、柔道五輪金のハリソンがホルムに圧巻の一本勝ち

2024/04/14 07:04

元LH級王者プロハースカがTKO勝ち、フェザー級転向のスターリングがケーターに判定勝ち、PFL王者ハリソンがホルムに完勝

【プレリム】

▼ライトヘビー級 5分3R
〇イリー・プロハースカ(チェコ)30勝4敗(UFC4勝1敗)206lbs/93.44kg
[2R 3分17秒 TKO] ※パウンド

×アレクサンダル・ラキッチ(セルビア)14勝4敗(UFC6勝3敗)206lbs/93.44kg

 プレリム最後の試合では、RIZINでも活躍したライトヘビー級元王者で現在4位のイリー・プロハースカが復帰2戦目。同じく復帰の5位ラキッチと対戦する。ライトヘビー級コンテンダーバウト。

 プロハースカは、UFCデビューから3戦でグローバー・テイシェイラを破り、ライトヘビー級王者に。テイシェイラとのダイレクトリマッチ前に、右肩を負傷して王座返上。約1年ぶりでの復帰戦となった2023年11月のアレックス・ペレイラとの王座決定戦では、カーフを効かされ、TKO負け。2015年RIZINヘビー級GP決勝のキング・モー戦以来、8年ぶりの敗北を喫した。

 対するラキッチは、キックボクシングベースのストライカー。UFCデビューから6勝1敗の好戦績で2022年5月にランキング1位のヤン・ブラホビッチと対戦。3Rに右ヒザ靭帯を断裂し長期欠場。1年11カ月ぶりの復帰戦となる。前戦でプロハースカが弱点を露呈したためか、オッズはラキッチがフェイバリットのライトヘビー級戦。

 1R、ともにオーソドックス構え。先に右カーフはラキッチ。スイッチするプロハースカに、ラキッチは左右カーフ。両手を下げたプロハースカは左ジャブ。その打ち終わりに右を打ち込むラキッチ。

 スタンス広く圧力をかけるプロハースカの前足にラキッチはまたも右カーフ。ラキッチの右ローをかわしたプロハースカだが、2発目を被弾! スイッチすると左にもローを突く。スーパーマンパンチのフェイントから右ジャブのプロハースカ。そこに左をかぶせるラキッチは前足にこつこつローを突く。

 プロハースカのハイキックに右を合わせるラキッチ。詰めるプロハースカに右を当てて右ハイも。ガードするプロハースカは右目尻から出血。左の蹴りから右をヒット! さらに右を当てると跳びヒザも。しかしラキッチもワンツーの右を返すと、プロハースカが左で差して組む。ホーンのプロハースカは笑顔。

 2R、プロハースカのローに右ストレートを合わせるラキッチ。プロハースカは左ハイをガード上に当てる。スイッチに左カーフのラキッチ。ワンツーにプロハースカのアゴが上がるが、プロハースカは前に。左ハイからワンツー!

 ラキッチの打ち返しをかわして右アッパー。左ハイを当てて前に出るプロハースカに、右を返すラキッチ。ブロッキングのプロハースカは右ストレート! 効かされて背中を見せて下がるラキッチにラッシュのプロハースカは左右連打にヒザ蹴りも。ラキッチの組みを潰してパウンド連打! ハーブ・ディーンが若干、遅めのストップに入った。

 試合後、プロハースカは「チェコ出身だからほんとうのサムライじゃないけど、インスパイアされて僕の心の中にある。チャンピオンへの道を進む。メインイベントの勝者と戦いたい」と語った。

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