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【UFC】ペレイラが左フック一閃! 王座防衛「ヘビー級でも戦いたい」。ウェイリーが2度目の王座防衛、BMF王座戦は残り1秒でホロウェイがゲイジーをKO、ツァルキヤンがオリベイラに判定勝ち、プロハースカがTKO勝ち、フェザー級転向スターリングが判定勝ち、柔道五輪金のハリソンがホルムに圧巻の一本勝ち

2024/04/14 07:04

▼女子バンタム級 5分3R
ケイラ・ハリソン(米国)17勝1敗(UFC1勝0敗)136lbs/61.69kg
[2R 1分47秒 リアネイキドチョーク]
×ホーリー・ホルム(米国)15勝7敗(UFC8勝7敗)136lbs/61.69kg

 女子バンタム級5位のホルムに対し、ロンドン&リオ五輪78kg級金メダリストでPFL女子ライト級2019・2021王者のハリソンは、バンタム級に落としてUFC初参戦。

 1R、対峙すると厚みがあるハリソン。ともにサウスポー構え。中央を取るハリソンに、ホルムは左回り。ハリソンは右ハイから組んで払い腰で投げるが、すぐに体を入れ替えるホルムが上に。金網使い立つハリソン。

 組むホルムが長身を活かした四つ組みも、倒したのはハリソン。ニアマウントから左手首をコントロールし、右のパウンド連打! バックマウントで被弾するホルムは仰向けになりガードの中にハリソンを入れる。中腰でパウンドのハリソン。

 ホロムは下からヒジも、倍返しのハリソンはホルムの頭を金網に詰まらせて上からヒジ。ホルムは下からクラッチして凌ぐ。

 2R、いつものよう声を挙げてジャブを突くホルムだが、腰が引けている。ハリソンは1R同様に右ハイからホルムを詰めてがぶり。スタンドでノーアームのギロチンチョーク狙いも頭を上げるホルム。そこに引手を掴んで首投げ・払い腰テイクダウンのハリソンがすぐにマウント。背中を向けたホルムにバックマウント。リアネイキドチョークを極めた。

 柔道時代の78kg、PFLライト級の70.3kgから女子フェザー級が稼働していないUFCで、バンタム級の61.2kgまで落としたハリソンが、完璧な動きで対柔道家対策も出来ているホルムに完勝。試合後、ジョー・ローガンのインタビューにハリソンは、「彼女の打たれ強さに驚いた。年末までにはチャンピオンになる。そのほかにしたいことはない」と堂々、王座獲りを宣言した。

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