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レポート

【ONE】ペッディージャーがアトム級キック王座を統一して真女王に、敗れたトッドは涙の引退。ムエタイ王座戦はロドリゲスが盤石の防衛、ブンタンがミキエレットに判定勝ち、澤田千優がランカーのラズワンに日本人初勝利、山田海南江がバストスに判定負けもキャッチ許さず

2024/03/09 10:03

▼第1試合 ONEアトム級ムエタイ 3分3R
〇シール・コーエン(イスラエル)
[2R 2分27秒 TKO] ※レフェリーストップ]
×テオドラ・キルオバ(ブルガリア)




 キルオバはテコンドー黒帯で、アマチュアキックボクシングで59戦して54勝の好成績を残し2014年プにロデビュー。14戦全勝(6KO)と無敗のサウスポー。



 コーエンはキックボクシングを15歳から始めてWAKOワールドゲームズで優勝。ムエタイの名門フェアテックスで練習を積み、Road to ONEから本戦出場の切符をつかんだ。7勝(2KO)1敗。イスラエル人ではONE初の契約選手となる



 1R、長身のキルオバは前蹴り、右ロー、ワンツーから前へ出る。序盤は見ていたコーエンはワンツーの連打から前へ出ると右ストレートでキルオバを下がらせる。右ローから右フックのコーエンにキルオバもワンツーで応戦するが、回転力でコーエンが優る。出入りして連打を決めていくコーエンは右フックでキルオバをグラつかせ、組むとすかさず右ヒジの連打。さらに右の連打でキルオバをダウン寸前に追い込む。



 2Rが始まると同時にラッシュをかけるコーエン。前に出ながら右ストレート、右フックを次々と当てていき、キルオバを下がらせる。接近するとヒジ、首相撲からのヒザ。前蹴りで止めるキルオバだが、スピードに優るコーエンはキルオバが前蹴りを出す前に踏み込んで連打を見舞う。左側の額から流血も見られるが、ボディにもパンチを振り分けるコーエン。右ボディ、右ヒジ、右フックと一方的に攻めるコーエン。キルオバを圧倒し、レフェリーがストップした。

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