▼第7試合 キャッチウェイト(58.97kg)ムエタイ 3分3R
〇ジャッキー・ブンタン(米国)
[判定3-0]
×マルティーヌ・ミキエレット(イタリア)
ブンタンは2021年2月にONE初参戦。ワンダーガール、エカテリーナ・ヴァンダリーバらに3連勝し、4戦目で現ストロー級ムエタイ世界王者スミラ・サンデルに挑戦したが判定で敗れた。その後は再び2連勝。
ミキエレットはアマチュアムエタイで数々の金メダルを獲得。2015年6月にISKA世界K-1フェザー級王座、2016年1月にWKUフルコンタクト世界フェザー級王座を奪取し、それぞれ防衛にも成功している。ONEには2023年6月に初参戦し、アンバー・キッチンから勝利を収めている。
1R、サウスポーのミキエレットに対し、ブンタンは左へ回り込んでいく。左フックからの右ストレート、右ストレートからの左フックと攻めていき、ミキエレットは左ミドルと左ストレートで迎え撃つ。ブンタンは左右フックを空振りしても前へ出て最後の一発をヒットさせる。ブンタンの右フックにはミキエレットが左ヒジを合わせに行く。ブンタンのペースでヒットも多かった。
2R、ミキエレットは左ミドルを当て、ブンタンのパンチに対して頭を振ってかわす。このラウンドは自分も前へ出て左ストレートを打つミキエレットはそのままヒジ打ち。ブンタンが左右フックで迎え撃つ形に。ミキエレットはワンツーをヒットさせれば、ブンタンもすぐに右フックでヒットを奪う。両者譲らずの展開。
3R、さらに圧を強めるブンタンが左右フック、右ストレートからの左フックで前へ出るが、リーチで優るミキエレットもワンツーで前へ出る。前へ出てくるミキエレットを前蹴りで止めると、すかさず左右フックのブンタン。ミキエレットは左ハイを繰り出し、ブンタンは左右フックを打ち続ける。甲乙はつけがたい展開だったが、手数でブンタンが上回ったか。
判定3-0でブンタンが勝利。同門のジャネット・トッドへ勝利のバトンを渡した。「相手の下がる動きに少し戸惑ったけれど、後半は修正することが出来て良かったです」と語った。