GLADIATORフライ級王座決定8人トーナメント1回戦でドンフンが和田に三日月、KO勝ち
▼第1試合 GLADIATORフライ級王座決定トーナメント準々決勝 5分3R
×和田教良(ガイオジム)57.0kg
[2R 0分5秒 KO] ※左三日月蹴り
〇チェ・ドンフン(チームMADポハン/韓国)56.6kg
GLADIATORフライ級王座は、2023年3月大会で、NavEを下したモンゴルのニャムジャルガル・トゥメンデムベレルがUFC参戦で、4月にベルトを返上、現在空位となっている。
その王座を巡り、「フライ級王座決定8名トーナメント」の開催が決定。和田教良とチェ・ドンフンの2選手が、無観客&配信に特化した今大会で激突する。
和田は、2023年9月大会で2017年3月以来、6年半ぶりにGLADIATOR出場を果たし、梅亞愚裸毒一郎に判定勝ち。連続参戦となった12月大会でもシン・ジェヒョクに判定勝ちで、現在4連勝中のベテランファイター。
対するチェ・ドンフンはキャリア3戦目で韓国のDOUBLE GFCのフライ級王座を獲得した猛者で、2023年12月大会では久保健太に3R KO勝ち、その実力を誇示した。
◆和田教良「チェ・ドンフンと試合ができるから──」
「フライ級王座決定トーナメントに出場させて頂き、ありがとうございます。ただし、正直なところチェ・ドンフン選手と試合ができるということで試合を受けさせてもらいました。この次のことは、考えていません。
最近、固い試合展開、いわゆるショッパイ試合ばかりしてしまい、オファーも減ったなかで元々の所属先のZOOMERの祖根代表の紹介で昨年の10月にGLADIATORで戦わせていただき、ありがたいことに2カ月スパンで試合を組んでもらえたことに感謝しています。
現役の間に国際戦を戦いたいと思っていたなか、前回大会でソレが実現できて、今回は対戦したいと願っていた選手と試合ができることは、ホンマにありがたいです。
チェ・ドンフン選手はイケメンで、強い選手だと思います。でも月並みになりますが、フィニッシュか結果的にドミネイトできるように励んでいきます」
◆チェ・ドンフン「自分は本来はグラップラー」
「こんにちは! 今回、GLADIATORのフライ級トーナメントに出場する事になった、チェ・ドンフンです。まず、前回大会に引き続き再びチャンスを下さったGLADIATORのスタッフの皆さん、本当にありがとうございます。
トーナメント初戦の相手、和田選手はグラップリングが上手なタイプに見えました。自分はウェルラウンダーだと思われていますが、本来はグラップラーだということが証明できるチャンスだと思います。
和田選手は自分が成長するための相手として不足のない優れた選手だと思います。ただし試合映像を見ると、力づくに相手を抑えているように見えて、アレでは自分には通用しません。自分はパワーにも自信がるし、柔道の経験もあるので同じことを和田選手にやってやります。
凄く楽しみな試合なので万全の準備をして、コンディションが良くなかった12月の試合よりも素晴らしい試合をお見せすることを約束します」
なぜかキャンピングカーから降りて入場するドンフンと和田。
1R、サウスポー構えから左ハイのドンフン。オーソから組む和田を突き放して、左ローから左ストレートでダウンを奪う。下からハーフで凌ぐ和田。ドンフンはいったん離れると右ハイ! さらに和田の立ち際に反則の蹴りで上に。ハーフから右脇をこつこつ叩き、左ヒジ。ここでも離れてスタンドを望む。
2R、ドンフンは開始早々、中央に歩き左三日月蹴り! 和田はくの字にダウン。右のパウンド連打にレフェリーが間に入った。
6戦無敗(3KO)のドンフンは「蹴りでボディを攻めて、グランドでは守ろうと思っていた。(準決勝に向け)次の相手はまだ決まってないので、自分の技術をアップグレードしてゆっくり待ちたいと思います」と語った。