竹内稔が伝家の宝刀アナコンダで竹本啓哉に一本勝ち戴冠
▼コメインベント PROGRESSフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦 5分3R
〇竹内 稔(CARPE DIEM)65.4kg
[1R 1分52秒 アナコンダチョーク]
×竹本啓哉(ALIVE)65.8kg
※竹内がPROGRESSフォークスタイルグラップリング・フェザー級王者に
竹内稔と竹本啓哉の間で、「PROGRESSフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦」が実施される。
竹内は、11月のADCCアジア&オセアニア予選66kg級準優勝。かつてはプロ修斗でも活躍し、MMA5勝2敗の戦績を持つ。今や日本一といっても過言でないアナコンダ・チョークの名手だ。3月3日(日)の『KROSS×OVER-EXTRA.5-』(GENスポーツパレス)で峯岸零弥とのサブオンリーグラップリングマッチ出場も決定している竹内は、連続のプログラップリング出陣となる。
対する竹本は、9月大会でテムーレン・アルギルマにスプリット判定勝ちでGLADIATORバンタム級王座に返り咲いたMMAグラップラー。組んでからバック奪取や足関節に秀でており、MMAケージレスリングを「PROGRESSフォークスタイルグラップリング」でもいかに活かすか。
引き込みは対戦相手に2Pを献上、スクランブルで1Pを挽回できるPROGRESSフォークスタイルグラップリング・ルールは、MMAとグラップリングの中間点にあるだけでなく、そのポイント制やトップ&バック奪取という技術的な側面から見ても、組み技の世界最高峰ADCCルールを目指すグラップラーにとっても、理に適い成長を促せるルールといえる。
◆竹内稔「判定ではなく、一本勝ちで王座を獲得したい」
「今回、初出場でPROGRESSフェザー王座決定戦でGLADIATOR王者の竹本選手と戦えることを光栄に思います。国内ではグラップリングのタイトルを制定している団体は他にはなく、初めての経験なので王座を賭けて試合をできることが楽しみです。判定ではなく、一本勝ちで王座を獲得したいと思います」
◆GLADIATORバンタム級王者・竹本啓哉「GLADIATORのベルトの価値をグラップリング界隈にも周知するのにうってつけの試合」
「MMAファイターとしてGLADIATORのベルトを巻いた僕と、昨年グラップリングで大活躍されていた竹内選手とが試合する舞台として、MMAとグラップリングの交差点であるPROGRESSの王座決定戦は相応しいと思います。
今年の僕の目標は、GLADIATORのベルトの価値を周知することなのですが、この王座決定戦はグラップリング界隈にも周知するのにうってつけの試合だと思います。しっかり備えていきます。ご期待下さい!」
1R、上体を立たせた竹内に、先にシングルレッグの竹本。そこに首を狙う竹内。離れる竹本。
シングルレッグから引き込みを狙うが、そこに竹内はがぶりから後方に回してアナコンダチョークに組み、足もかけて右手を左の二の腕にじりじりと歩かせてヒジ裏まで届かせるとクラッチ! タップを奪った。
試合後、竹内は「想定していた内容で勝てて良かったです。次、ADCCのトライアルに出て、ここでチャンピオンになったので防衛もしていきたいです。配信も見ていただきありがとうございます。また一本勝ちしていきます」と語った。