▼第5試合 Krushバンタム級 3分3R延長1R
○齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ/K-1甲子園2021 -55kg準優勝)
判定3-0 ※30-28、30-28×3
×愛瑠斗(健成會)
齊藤は5歳でキックボクシングを始め、数々のアマチュア大会で優秀な成績を収めると、高校在学中にプロデビュー。2021年のK-1甲子園では東日本予選と全日本の決勝で大久保琉唯と対戦し、いずれも惜敗したが、2023年6月のK-1で延長戦の末に大久保にリベンジを果たした。9月大会では白幡裕星との対戦が決まっていたが、怪我で中止となっていた。プロ戦績は5勝(2KO)1敗。
愛瑠斗は2020年10月のKrush-EXでプロデビューし、篠原広耀にタフファイトで判定勝ち。2021年2月のKrush-EXではカーフキックでしのをKO、5月のKrush本戦では光佑にもKOと3連勝を飾ったが、8月の「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では鬼山桃太朗に判定負け。2022年2月には「第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」のリザーブマッチに抜擢されたが、倉田永輝にKO負けを喫した。2023年3月に光佑をKOして再起したのも束の間、4月に岩尾力にKO負け。前戦はBigbangで鈴木太尊から勝利を収め、戦績を6勝(3KO)4敗とした。
1R、右カーフを蹴っていく愛瑠斗に、斎藤は左ミドルを主体にヒザ蹴り、左ボディブロー、早いパンチのコンビネーションを回転させていく。単発に終わりがちな愛瑠斗に対し、斎藤は手数が多い。
2R、隙あらば左ハイを蹴る斎藤だが愛瑠斗のガードは固い。愛瑠斗は右カーフを狙い撃ちにし、徐々に斎藤が反応を示し始める。それでも斎藤はミドル、ハイ、ヒザ蹴りと蹴りを繰り出し、早い左右のストレートも打つ。
3Rが始まると同時に激しい打ち合い、蹴り合い。斎藤は左ミドルを連発し、蹴りからパンチ、パンチから蹴りとつないでいく。愛瑠斗は右カーフを蹴って左右フックで突進するが、斎藤が最後まで左ミドルをバンバンと蹴り、判定3-0で斎藤が勝利を収めた。