Amazing Muaythai,Road to Rajadamnern×Shimizu presents BOM 45
2023年11月26日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール
※U-NEXTにてアーカイブ配信
▼第18試合 [Road to Rajadamnern] BOM女子アトム級(46.26kg) 2分3R
〇伊藤紗弥(尚武会/BOM2階級王者、WMC&WPMF&IPCC世界王者)
KO 2R 1分07秒 ※左フック
×ミンタ・ノー アヌワッジム(タイ/タイ東北地方48kg王者)
※写真(C)BOM
伊藤はジュニアキックで数々のタイトルを獲得。2012年12月には中学2年生にしてタイでWPMF女子世界ピン級暫定王座に就いた。2014年4月に国内で正式にプロデビューを果たすと、国内外の強敵を相手に快進撃を続けWPMF・WMC・WBCムエタイと女子世界王座の三冠を制覇。2021年4月にBOM女子ピン級(-45.53kg)初代王座、11月にBOM女子ライトフライ級(-48.98kg)王者になると、2022年5月にはナムワンを破りIPCC世界女子アトム級王者となって世界四冠王に。
2022年10月にはさらに上の階級である-50kgで『MUAYTHAI SUPER CHAMP』のトーナメントに参戦も決勝で涙を飲んだ。2023年3月にはタイ・パタヤで勝利し、IMSAという団体のベルトを新たに獲得したが、5月のWBCムエタイ世界ライトフライ級ダイアモンドベルト王座決定戦では、KANAと対戦経験があるキム・タウンセンドに敗れた。7月のBOMではサネガンに勝利。前戦となった9月のRWSでモンクッペット・カオラックムエタイジムに判定負けを喫し、今回の試合に向けてはRWSでの2分3R制を踏まえてパンチを強化してきたという。
1R、伊藤は蹴りではなく左フックから入る。左フックを連打しての左ボディ。プレスをかけ右ロー連打、ロープを背負わせると戦前の発言通りパンチ主体の攻めを見せワンツー、右フックからの左ボディを放って優勢。伊藤が右ミドルを蹴るとミンタは蹴り足を掴んで反撃するも、このラウンドのオープンスコアはジャッジ1名が伊藤を支持。
2R、ミンタの左右ミドルをかわして右ローを蹴る伊藤は、ワンツーから右ミドル。右ミドルから一気にパンチ連打。ロープを背負うミンタにワンツー、左ボディストレート、ミンタの右ミドルをキャッチしての右ボディストレートとパンチ主体のスタイル。
矢のような左ジャブから右ボディストレートをクリーンヒットさせた伊藤は左フックをフォローしてダウンを奪う。ミンタは立ち上がれず、伊藤が宣言通りパンチでのKO勝利を飾った。